2019年10月16日

林業博士・本多静六

現在、柏では、市議会選挙が行われている。船橋の県議選、市議選挙で落選して柏再び市議選に挑戦する候補者が「維新の会」から立候補しているので、注目されている。かつて、都内落選して我孫子市議選に立候補したり、柏で落選後に我孫子で出馬の候補者もいたので、政治は場合によって地元を考えるよりは立候補させる政党の理念が先になっている場合もある。

その柏は文化の力による、まちづくりの動きが感じられる。平成になってからの柏は、我孫子市より数段の動きが速い、それはTXの沿線市となって人口が過去最高に増加、企業参入が多いことにもよろう。美術、音楽、演劇、教育、歴史研究や文学など、様々なジャンルの活動が、老若問わず、まちのなかで行われている。観光地としての手賀沼の魅力も引出そうと官民ともに動き出している。

このところ、NHK大河ドラマでは、常に嘉納治五郎(役所広司)がオリンピックの立役者なので出てくるが、もともとは灘の酒蔵として知られる嘉納家の出てあった。そうしたことは、大河ドラマでは触れられていないが、裕福な家庭環境に育って、子弟の中でも優秀であったため、英語の英才教育など早くから身に着けるため上京、帝大(現東大)ではフェノロサに師事、心酔してたと言われる。東京にオリンピックを誘致させるなどの準備に家屋敷を抵当に入れていたなどは、ドラマを見て初めて知ったところだ。

本田静六(1952年没)は、没落した実家は裕福であったが、貧しいながら勉学に励み、卒業の一年前に本多家に養子。節約と投資で財を成し、60歳で退官するときに、匿名で当時の金で100億円以上を寄付したと言われる。日本のバフェットとも呼ばれる投資家でありながら、東大の教授であり、日本最初の林学博士であった。 日比谷公園設計のほか、手賀沼が県立公園に指定される際にも近隣有志が手賀沼にお招きした。杉村楚人冠と、柏の素封家・吉田甚左衛門とともに手賀沼干拓に反対し、手賀沼を観光資源として活用せよと主張したのだった。ゴルフ好きの杉村楚人冠は、当時の我孫子町長に問われてゴルフ場の誘致のアイディアを出した朝日新聞の名物記者で、嘉納治五郎とも交流があった。

話を本多静六に戻すと、本多は収入を、貯金・生活・交際・慈善に分けて使う「4分の1天引貯金」などを主張する蓄財・成功ノウハウをまとめた本を含め、367冊の著書を残した。

一部には次のような事を書いている、
職業を道楽化している人は、自分が努力をしているとは思わない。
苦労も、努力もしないで、楽しみや道楽として仕事をする。

そういう境地になった人は、ますます成功する。
「今、自分にできること」から始めればいい.。
人がなんと思おうと、どう見ようと、それは自分の幸福には無関係で、自分の心に快感を与える状態が幸福なのだ。
自分に容易にできる望みに努力するほうがどれほど幸福であるか

「人生すなわち努力(学び働くこと)、努力すなわち幸福」と悟って、早くより働学併進その職業(あらゆる仕事)を道楽化し、
面白く愉快に、いよいよ死ぬまで働き続け学び通すことである。
しかもその職業の目的が、自分個人のためよりは他人のため
世界人類のためである場合が最大最高かつ永遠の幸福である。」

卒業時には首席となり[3]銀時計が授けられた。卒業1年前の明治22年(1889年)5月、元彰義隊隊長、本多敏三郎の娘・詮子と結婚し婿養子となった。

東京農林学校(現在の東京大学農学部)を卒業[4]とともに、林学を学ぶためドイツへ留学した。ドイツでは、2つの学校に学び、最初はドレスデン郊外にあるターラントの山林学校(現在はドレスデン工科大学林学部)で半年、この後ミュンヘン大学へ転校し、さらに1年半学問を極めた。ドクトルの学位を取得、欧米を視察したあと帰国し、母校の助教授、教授になった。

日比谷公園を皮切りに、北海道の大沼公園や福島県の鶴ヶ城公園、埼玉県の羊山公園、ドイツをはじめ、海外に十数回視察に赴き、明治期以降の日本の大規模公園の開設・修正に携わった。 東京駅丸の内口駅前広場の設計も行ったほか、行幸通りも本多が担当し、その後歴代の弟子達が改良設計に携わる。

また、関東大震災からの復興の原案を後藤新平内務大臣より依頼されて、2昼夜不眠不休で作成した。現、埼玉県比企郡嵐山町にある、現嵐山渓谷周辺を訪れた際、風景が京都の嵐山によく似ていることから、武蔵嵐山と命名したことにより、のちに駅名(東武東上線、菅谷駅・現武蔵嵐山駅)や自治体名(比企郡菅谷村)が町制施行時に嵐山町と改称している。

嘉納治五郎、本多静六ともに仕事の道楽化をして、努力で成し得る次元を超えて世界レベルに日本を押し上げて行こうとしたのだろう、

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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