小林正観著 『みんなが味方になるすごい秘密』(KADOKAWA)に、次のような面白いことが書かれていた。
人間の体はものすごく面白くできているのです。 否定的な人生を送っている人、つまり首をいつも横に振っている人は病気をしやすいのです。
基本的に首を縦に振ると免疫系が強化され、首を横に振ると免疫が弱くなるようです。
だから、肯定的な人生を送る人は病気をしにくい。ですから、首を縦に振る練習をする、それも人のためではなくて自分のためです。
いちいち反論しない。
いちいちけんかをしない。
いちいち拒否をしない。
いちいち否定をしない。
それもありかなと首を縦に振って、頷いてみる人は常に元気です。
病気をしにくいみたいということです。
そのように人間の体はできているみたいです。
小林正観は、例えば、会社にいやな上司の対処法は5つあるという。
1つ目は、上司に嫌なことを言われたとき、上司が参ったというまで「説得する」「やっつける」という方法。
2つ目は、こんな上司のもとでは仕事ができないからと、「会社を辞める」という選択。
3つ目は、「我慢しつづける」。
4つ目は、「気にしない」こと。
5つ目は、「気にならない」こと。
この中で、どんな目にあっても「気にならない」というレベルは最高の境地だという。
何かを頼まれて長くやっていると、「好きだからやっているんですね?」と言われることがある。
あるいは、子どもが親の会社を継ぐ場合なども同じようなことを聞かれる。
世間では「好きなことを仕事にしなさい」という話が常識として通用している。
でも、案外、自分が好きなことには客観性を持てない。
のめり込んでしまうからだ。
その点、頼まれたことを淡々とやると、長く続けることができる。
「頼まれごと」は、天から下されたギフトのようなものだ。
神さまからの「頼まれごと」「お約束事」だとするなら、いちいち評論も評価もしないし、第一そんな不遜なことはできない。
「頼まれごと」には「はい、わかりました」とさわやかに言って、首を縦に振ることが人生の正解なようだ。
2019年08月14日
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