2019年10月05日

貯活は先手で「アリギリス」作戦

老後の生活費のために3000万円貯めましょうと言われるようになりました。昭和には、ミカン箱で新婚生活を始めたなどと、戦後の逸話もまことしやかにされた時期もありました。上皇陛下も、皇太子当時に道子さまに行李一つでお嫁に来てくださいと、結婚がモノではなく愛情の強さ新しい生活へのハードルが越えられると説得したのだとか言われますが、要するにモノのない時代でした。冷蔵庫、洗濯機、車、PC、スマホ料金もかからない時代でした。それが、今は人並みに暮らすだけで現金が自動的に引き落とされるシステムになっています。使っている感覚がないのに、通帳の残高が減っていきます。それに見合った収入が振り込まれるうちはいいのですが、誰でもクレジットカードを持つような時代になって、長い老後に帳尻が合わないことにならぬよう、政府は警告を発しました。

人によって生活レベルが違うのですが、今やミカン箱一つに裸電球など、想像できる世代は減少しています。すべての人に当てはまるかというと事は置いといて、3000万円という一つの目途の金額を貯めるには、単純計算しても、35歳だった場合65歳までに3000万円だと、毎月8万3千円、40歳だった場合 毎月10万円、45歳だった場合 毎月12万5千円をねん出することになります。これが夫婦の場合なのでしょうけれど、お子さんがいてそれどころではないと貯金してない方や、住宅ローンを返済しているから後回しにしている方に警鐘が鳴らされたことになります。

これだけの金額を貯めるとなると、貯蓄習慣のなかった方には毎月かなり厳しいと思います。
どんな生活をしていくかのポイントは貯蓄の他に、ミカン箱時代に戻れとは言いませんが、要は暮らしダウンサイジングです。
早めに生活費や暮らしのダウンサイジングに取り組めば貯蓄力がアップ、老後の暮らしに向けた計画の目途が立て易くなります。

★生活費のムダを見つけよう
まず、「月15万(手取り)の範囲内でやり繰りする」という想定の元、家計管理のシミュレーションをします。
ほんのちょっと視点を変えて考えるだけで、気持ちも切り替わります。
まずは「断捨離」で必要なものを見極め、ライフスタイルをダウンサイジングしてみましょう。

例えば洋服は年齢と共に体型、顔色の変化で似合う服は変わってくるので、自分に似合う色やスタイルを見極めるファッションのプロによる買い物同行サービスを利用します。自分に合う服や小物をプロ目線で選んでもらいワードローブを一新して着回し術がわかると、洋服選びのムダな出費がなくなります。

食費のダウンサイジングに 外食費の節約方法は水筒を持参で手軽にダウンサイジングです。気を付けたい買い物行動は、「チョコチョコ買い」です。毎日の食材は宅配を利用しても、足りないものをスーパーやコンビニでチョコチョコ購入しているケースがそれにあたります。毎日コンビニへ行き、1回の買い物は1000円以下で気を付けているつもりでも、実際はそれだけで月額2万〜3万円購入していることがあります。
家計簿をつける時間は不要ですが、1カ月レシートを貯めて買い物行動を振り返るだけでも効果があります。

食費の節約の改善方法は1週間のうち少なくとも1日はお金を使わないノーマネーデーを作ります。ノーマネーデーの日は、台所にある食材だけでレシピ考えるだけでいいのです。 たまの週末や特別な日の外食はちょっと豪華には、インターネットの予約サイトを利用する方法があります。有名ホテルのレストランが10%〜20%程度割引になりますし、ランチならさらにお得に楽しめます。その際に年間の予算を決めて、色々なサイトを調べて比べること楽しみましょう。これで、外食に行かないけれど楽しい気分を先取りして得した気分を味わいます。

お勤めの方の場合、1カ月のランチ代に注意します。 新生銀行の「サラリーマンのお小遣い調査(2018年)」によるとランチ代は男性570円、女性586円、気になる50代のランチ代は男性538円、女性571円という結果が出ています。仮に週5日勤務の女性が毎日外食した場合は1カ月(4.3週として計算)で12,276円になります。週3日手作りお弁当にすれば7,365円のダウンサイジングです。

自動車関連の支出は大きいので自動車の年間稼働日が100日以下なら、廃車の検討をしましょう。必要なときは、自動車レンタルや自動車リース、タクシーなどを活用するのもひとつの方法です。車を持たないだけで年間132万円のダウンサイジングです。自動車の維持費は、自動車税、定期点検、ガソリン代、修理費、駐車場代、自動車ローン、車検費用、自動車保険などさまざまな費用がかかっています。平成29年の家計消費状況調査(総務省統計局)では自動車保険(自賠責・任意)整備費を合わせた1カ月間の平均支出金額は約11万円、年間では132万円になっています。

通信費・スマホ代は、キャリア携帯からSIMフリープランへ乗り換えを検討しましょう。最近は携帯電話、家庭のテレビ、固定電話、電気料金、家族携帯料金の割引き……などセットで安いプランもあります。 平成29年の家計消費状況調査(総務省統計局)では、スマートフォンなどの通信・通話使用料(携帯電話・PHSなどを含む)は約13,000円となっています。SIMフリーを利用すると月額約2,000円から利用ができます。月額11,000円、年間132,000円の節約ですね。

ご自身の生活スタイルと携帯などの利用状況を考えてプランを検討しましょう。また、利用していない「有料アプリ」は3カ月以上利用していなければ”即”解約をしましょう。月額324円(税込)のアプリなら年間3,888円の節約です。

★保険の見直し方法
現在加入中の生命保険、自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険……クレジットカードに自動付帯されている保障をすべて紙に書き出しましょう。

<見極めポイント>
・保障が一定の年齢で終了するものはないか?
・保障のダブリはないか?

例えば、マンションでは管理組合で加入している保障があります。個人で加入している保障と重複している保障はないのかなども調べると削減ポイントが見つかります。

★持ち家と賃貸の人の対策
住まいについては持家か賃貸かによりダウンサイジング方法に違いがあります。
いずれの場合も、費用の検討は体力・気力がある50代から少しずつ取りかかることをおすすめします。

<賃貸住宅の場合>
賃料の支払いは定年退職後もずっと続くので、定年後に郊外住宅を購入、その際に自分の好きな海辺の町に住む、高齢者住宅へ入居、など色々な選択肢は広いですから、しっかり検討をしましょう。ひとたび意識が変わると、具体的な目標に向けて貯蓄力がアップします。生活設計ができるようになると、気持ちの上で大きな変化があります。 そんなに使っていないはず、これは削れないといった思い込みがダウンサイジングされます。何気なく、ちょっとずつ使っているお金の使い方のクセを見つめ直すことが必須です。誰でもやって来る老後にも備え、貯活と並行して、50代前後には暮らしのダウンサイジングに取りかかり、節約した分を賢く貯蓄しましょう。

<分譲マンション、持ち家の場合>
住宅ローン完済年齢が70歳近くまである方は、年金収入だけになっても返済ができる計画を再度検討します。ですから それより早めに繰り上げ返済など住宅ローンを完済する計画を立てましょう。定年後に郊外への住み替えを検討すると、売却益で駅近くなのに格段に安い所を見つけられる事もあります。また、リフォーム費用が必要な場合はその費用が高額になると老後資金に大きく響きます。人生100年時代の生活費を考慮してからリフォーム費用を検討しましょう。

キリギリスが蟻に寒い冬のあることを教えられるまでもなく、アリの様にひたすら働きづくめるのでもなく、だれもが100歳近くまで生きられる時代になったことを自覚して、楽しみながらの「アリギリス」の節約術を駆使して、長い老後にも備えておきましょう。

posted by Nina at 23:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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