2018年12月14日

GAFAの本質を分析

この10年で破壊的な急成長で世界を変えてきたGAFAすなわちGoogle、 Apple、 Facebook、 Amazonについて分析した、スコット・ギャロウェイ/訳 渡会圭子「四騎士が創り変えた世界」(2018)が刊行された。 この本は、2016年の状態で記述されていたので、 2年後の現在では、EUのGAFA に対する規制と課税、情報利用に関して社会が厳しくなって、これまでのような野放図な成長来にくくなっている。本の構成は前半でGAFAをそれぞれ分析し、後半ではこれらの企業が成長と利益のために、人間の最も基本的な本能をどのように利用しているのかを解説しているので、参考になります。

彼らGAFAがいかに破壊的で非道徳的な行動をとっているか暴露している本
この10年で破壊的な急成長で世界を変えてきたGAFA。“成功するビジネスはどれも、体の3 つの部位のどれかに訴えかけるものだ。その 3 つとは脳、心、生殖であると狙いをつけて、彼らがいかに破壊的で非道徳的な行動をとっているか暴露している本でもあります。否応なしに私たちはGAFAに依存した生活をしています。その本質を理解しておく事は必須です。

Googleについて:
グーグルはインターネットの重要な土地を領主のように支配している。ニューヨーク・タイムズ社はその土地の小作人だった”、“グーグルの社員たちは、自分が誰よりも賢いと思っている。そして本当に誰よりも賢いのだ”。“グーグルが現代の神と呼ばれる理由の1つは、グーグルが私たちの心の奥底にある秘密を知っているからだ。グーグルは透視能力を持ち、私たちの思考と意図の記録をつける。質問することによって、私たちはグーグルに、司祭やラビ、母親、親友、医師にさえ話さないことを告白する”。私たちは秘密の思いを質問として伝え、人知を超えた能力をグーグルに与えている”、“ニューヨーク・タイムズは近代ビジネス史上、最大級の間違いを犯したのだ。

Amazonについて:
“アマゾンが訴えかけるのは、より多くのものをできるだけ楽に集めようとする我々の狩猟採集本能だ”、“このアマゾンの最新の作戦でリスクを被るのは誰か、レジ係として雇われている340万人のアメリカ人だ。これはアメリカの小学校と中学校の教師の数とほぼ同じである”、“歴史的には大胆さが報われている。おとなしいことには代償がともなう”、“世間がまだアマゾンを小売企業と思っているのを尻目に、同社はいつのまにかクラウド企業となっていたのだ。しかも世界最大のIT企業である”、“ブランド時代はピークを過ぎた。ブランドを殺すものには名前がある。それはアレクサだ”、“ ポルシェからプラダまで、そのすべてに共通する5つの性質があると断言できる。それはアイコン的な創業者、職人気質、垂直統合、世界展開、高価格である”

Facebookについて:
“消費者の購買欲を高めるという面から見ると、フェイスブックが特に大きな影響を及ぼしているのは、マーケティングの 漏斗 のいちばん上にある「 認知」の段階だ。つまりフェイスブックはアマゾンより漏斗の上部にある。フェイスブックは?何?を提案し、グーグルは?方法?を提示し、アマゾンは?いつ?それが手に入るかを教えてくれる”、“規模とターゲティング能力を併せ持っているメディア企業は、フェイスブックだけだ。フェイスブックは影響力でも情報収集でも秀でている”、“第二次世界大戦はイギリス人の頭脳、アメリカ人の腕力、そしてロシア人の血による勝利であると、チャーチルは言った。顧客であるあなたが、そのどれにあたるのかといえば、血である”、“フェイスブックの唯一のミッションは金儲けである。進歩的という毛布をかぶることができる。強欲、保守的、税金逃れ、雇用破壊といった、弱肉強食と感じるような行動を 隠蔽 できるのだ。”

Appleについて:
“アップル成功の陰のヒーローは、ナップスターの創業者ショーン・ファニングである。彼の会社の脅威により、音楽業界はアップルの手に落ちた。音楽業界はバンパイアが血液袋に引き寄せられるがごとく、アップルと手を組もうとした”、ジョブスについて“彼はアップルによいことをたくさんもたらしはしたが、同時に会社の中の破壊勢力でもあった。従業員を罵倒する。博愛精神や団結心はゼロ。気まぐれと誇大妄想癖のおかげで、アップルは常に無秩序すれすれだった”、“アップルの成功の決め手となったのは、 iPhone ではなくアップルストアなのだ。富裕層が集う 18 カ国の街に出店した 492 の店舗には、毎日 100 万人の崇拝者がやってくる”、“テクノロジー企業から高級ブランドへ転換するというジョブズの決定は、ビジネス史上、とりわけ重要な──そして価値を創造した──見識だった”、“消滅しかかっているのは店舗ではなく中産階級であり、彼らに商品を売っていた店舗である。中産階級の世帯が集まる地域、あるいはそこをターゲットにしていた店は苦闘している。それに比べ、富裕層が集まる地域の店は好調である”。




出典:俯瞰MAIL84号
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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