世界保健機関(WHO)は5日、運動不足が原因で命に関わる病気にかかるリスクが高まっている成人が世界で14億人余りに上るとの研究結果を発表した。2001年以降、運動量に改善が見られないことも分かった。
WHOは成人に対して、早歩きや水泳、軽いサイクリングなどの「中程度の運動」を少なくとも週150分、またはランニングやチームスポーツなどの「激しい運動」を少なくとも週75分行うことを推奨している。
研究ではこのほか、貧困国と富裕国、男性と女性の間で運動量に著しい違いがあることなど、いくつかの懸念される傾向も浮き彫りになった。
女性が男性よりも運動不足とされる傾向は世界のほぼ全ての国で見られたが、特に顕著だったのはバングラデシュ、エリトリア、インド、イラク、フィリピンだった。こうした国々では、女性は家で育児や家事をするべきとの考えが根強く、運動の時間が全く持てないことすらある。
出典:9/5AFP=時事 翻訳編集 AFPBB News
2018年09月06日
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