11日、ウインブルドンテニスでは、男子シングルス準々決勝が行われた。錦織圭はN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 6-3, 2-6, 2-6で敗れたが、1995年の松岡修造以来23年ぶりに日本人男子8強入りの快挙を成し遂げた。しかし、日本人男子で1933年の佐藤次郎以来85年ぶりのベスト4進出とはならなかった。
他方、大坂 なおみ,英: Naomi Osaka(1997年10月16日 - )は、大阪市中央区出身の女子プロテニス選手だ。 父親はハイチ共和国南東県ジャクメル出身で、アメリカ合衆国のニューヨーク大学で学んだ後、13年間日本に在住したハイチ系アメリカ人。姉・まりもプロ選手となったが、テニス経験のない父の教えの下近所の靱テニスセンター等で練習した。姉の影響で3歳からテニスを始めた。「テニス選手としての国籍」は父の判断で日本を選択。苗字の「大坂」は母方から来ている。母親が北海道根室市出身の日本人で、札幌市の住居が日本の住民票の住所。母方の祖父は歯舞群島の勇留島出身で、根室漁業協同組合組合長。
2001年にアメリカ合衆国へ移住。ニューヨーク州ロングアイランドのエルモントに6年住み、全米オープンの会場でもあるナショナル・テニス・センター等で毎日6時間近く練習した。フロリダ州ボカラトンに移住し、Broward Virtual中学・高校に入学。プロツアー出場資格が得られる14才になった、2011年10月ITF「モンテゴ・ベイ大会」でデビューした。2013年9月東レパン・パシフィック・オープン予選にて、初戦でシルビア・ソレルエスピノサに敗れるも、吉川真司代表コーチが「すごい才能」と日本テニス協会に報告、この時期にプロに転向した。2014年5月フロリダ州のハロルド・ソロモン学院では飛び級で高校を卒業した。7月バンク・オブ・ウェスト・クラシックで初めて予選を突破し本戦出場。最速193km/hのサーブで1回戦で対戦した2011全米オープン女王のサマンサ・ストーサーに2-1で勝利の大番狂わせを演じた。日本テニス協会に登録せず、日本オリンピック委員会から強化指定選手の認定となった。 身長180cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
2015年10月試合制限解禁の18才になる。WTAファイナルズのライジング・スター・インビテーショナルに出場。キャロリン・ガルシアを下し優勝した。自己最高ランキングはシングルス18位。これまでにWTAツアーでシングルス1勝を挙げている。 英語環境で育ったため、日本語より英語が流暢だが、日本語でもインタビューを受けるべく、日本語を勉強中。法的には姉の大坂まりと同様の日米二重国籍(2018年現在)である。伸び盛りの女子テニス選手である。
日清食品ホールディングス所属。他にヨネックス、アディダス - (シューズ、ウェア)、WOWOW (WOWOWテニス・イメージキャラクター)のCM契約。
2018年07月12日
この記事へのコメント
コメントを書く