政府は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子で前回2014年ソチ大会に続く連覇を達成した羽生結弦選手(23)に、国民栄誉賞を授与する方針を固めた。次期開催国の中国でも国営新華社通信は、羽生選手について「技術と表現は見るものを驚嘆させた」と評価。インターネットメディア「澎湃新聞」も「男神」との表現でたたえていた。
この種目では66年ぶりとなる連覇の偉業に加え、右足首のけがを乗り越え国民に大きな感動を与えた点を評価した。1977年の同賞創設以来、スケート界からの受賞は初めて。個人としては最年少での受賞となる見通しだ。
政府関係者が1日、明らかにした。安倍首相は2日にも羽生氏への授与を検討するよう指示する。その後、有識者の意見を聞いた上で正式決定する。
羽生氏は仙台市生まれ。4歳でスケートを始め、10年世界ジュニア選手権で優勝を果たした。10〜11年シーズンからシニアデビューし、切れ味鋭い4回転ジャンプを武器にした躍動感あふれる滑りで10代から世界のトップ選手として、観衆を魅了してきた。
2018年03月07日
この記事へのコメント
コメントを書く