2018年01月03日

春の海



沢井忠夫は東京藝大で同窓であった竹本一恵と結婚し、41年初の夫婦ジョイントリサイタルを開いた。東京藝術大学邦楽科の卒業演奏に宮城道雄の「手事」を選んだことから宮城作品が 箏曲の古典に深く根付いていることを知り、邦楽が持つ“一音の生命力”に気づいたという。 同大専攻科を卒業して演奏家となると44年清水脩作品だけで構成したリサイタルを開催、話題を呼んだ。現代音楽作曲家との交流も深く、箏の為の劇場空間」を開催している。46年沢井忠夫箏独奏会で芸術祭優秀賞を初受賞。以後、52年、58年と3回受賞した。52年「名古屋フィルハーモニー交響楽団と邦楽器の名手たち」で初めてオーケストラと共演、肥後一郎に委嘱した「箏と弦楽合奏の為の一章」を初演。54年沢井箏曲院を設立。同年には沢井忠夫合奏団の第1回定期演奏会も開催。またこの頃より海外での演奏活動も活発に行い、ダイナミックでありながら、かつ繊細で端正な演奏は各地で絶賛を博した。60年ネスカフェ「ゴールドブレンド」“違いのわかる男”のCMにも出演した。作曲でも「箏のための小協奏曲〈ファンタジア〉」「独奏十七絃と箏群のための〈焔(ほむら)〉」「箏独奏と箏群のための〈詩(うた)〉」「尺八・箏・十七絃による〈協奏的一楽章〉」「火垂る」などの作品を遺し、名実ともに現代邦楽を代表する箏曲家として活躍したが欧州をはじめ東南アジアを巡演。繊細でエネルギッシュな演奏は各地で絶賛を博す。作曲家としても知られ、名実ともに現代邦楽を代表する箏曲家。主な作品に「独奏十七絃と箏群のための焰」がある。 平成9年4月1日、59歳で逝去。

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
カテゴリ
日記(3399)
ニオュ(0)
歴史(0)
chiba(60)