西田文郎 『英断の言葉』(現代書林)に次のような事が書いてある。
商売の相手はお客さんの「脳」にどう訴えるかです、 最初から財布に紐を緩ませようとの作戦では埒があきません。お客さんの脳、ユーザーの脳、消費者の脳、取引先の脳…。
商品やサービスに対して、または会社、事業者に対して、さらには自分という人間に対して、その脳をいかに「快」に感じてもらえるかの競争がビジネスであり、商売だと気づくのが優秀なビジネスパーソンです。
脳が「快」になれば、心も財布も自然と開く、 相手の脳を「快」にすることを、世間では「喜ばせる」と言うところです。噺家であれば、「笑わす」ことになり、愉快な気分にするのです。
「売りつけよう」とするのはテクニックです。
ところが「喜ばそう」とすれば、イヤでも相手のことを考えなければなりません。
どうしたら喜ぶか、それを追求するエネルギーがわいてくる人が成功するのです。
人を喜ばせると自分も嬉しくなるのが人間です。
相手の喜ぶことをまず先に考える。
自分本位から相手本位になるには
それは相手を、「驚かせる」、「感動してもらう」というサプライズも同じ。
仕事が進化し、質的に高まり、そして広がりも生まれるのです。
仕事が面白くない人、仕事が深まらない人は、人を喜ばそうと考えない。 自分の損得だけを考えている人は、面白くない人間。人を喜ばせられると自分も嬉しくなるが、回り巡って自分も得をすることになるのです。 仕事が進化し、質的に高まり、そして広がりも生まれるのです。
2017年12月27日
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