丹波あじさい寺住職、小藪実英『心配せんでもよい』(校成出版社)
十月の中頃、三人連れのご婦人が参拝にこられたことがありました。
その中のお一人が、庭の片隅に咲くコスモスの花を見つけ、「まあ可愛い、こんなところで一生懸命咲いているね!今日は、こんな可愛いコスモスに出会えてよかったわ。ねえ、皆さん!」
「本当、本当」とにこやかに、おしゃべりしながら本堂の方に上がって行かれたことがありました。
『よかった よかった この世に生まれて
そして
あなたに会えて』
どんな目をもって生きるか、どんな心をもって生きるか、それによって随分人生は違ってくるのです。
反対に、ポジティブに考える人は、「なるほど」「そうだよね」「さすが」「わお!」と肯定語から入る。
肯定語から始まる人の話は、明るくて楽しくて笑顔と元気が出て、心があたたかくなる。
だから、幸せを見つけるのが上手。
人生はつかのまのドラマ。
ハッピーエンドのドラマにするのか、それとも悲劇にするのかは、自分次第。
2017年10月15日
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