「脳は、先に口にした言葉に対して、不条理・不合理を認めず、合理的な事実に当てはめて解釈しようとする働きがあります。 先に「ありがとう」と言ってしまうと、その瞬間から、脳は「ありがとう」を探しはじめるようにできているそうです」とは、 小林正観さんの言葉だ。
これは、「笑い」も同じ。 笑えば、笑う材料を脳は探し始める。
すると、もっと笑いたくなるような状況がやってくる。
中村天風師 『君に成功を贈る』(日本経営合理化協会)は次のように記している。
《悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして、笑ってごらん。悲しいこと、辛いことのほうから逃げていくから》
いいですか、常に積極的な心をもって応じ、歓喜の念をもって接するようにすれば、心はいたぶられないものなのです。といっても、なかなかできない人も多いでしょうから、いちばん簡単な方法を、いまからお教えします。
なにか悲しいこと、辛いこと、そのほか消極的な出来事があったら、努めて「笑う」。多く言うまでもなく、笑えば心もちは、何となくのびのびと朗らかになります。すなわち鬱な気が開けるんです。
ためしに、口角を上げてみるだけでも、なんだか心が微笑んでくるから不思議。
悲しいときや辛いときにも、おかしな話に引きこまれると、なんだか笑っているうちに悲しいのや辛いのを忘れはしなくても、やわらいだっていう経験があるでしょう。
笑うにつれ腹がたってくるとか、悲しくなってくるとか、辛くなってくるってことは、絶対にないんです。
この簡単な事実を、案外にも多くの人は見のがしていないでしょうか。
この笑いの効用を応用すれば、すこぶるいい結果を人生に招くことができます。
このことに気づいている人が少ないです。
考えてみればすぐおわかりになられることなのですが、そもそもこの笑いというものは、生きとし生けるすべての生物の中で、われわれ人間だけに与えられている特殊の作用なんです。
ほかの生物の世界には、人間のように笑うという表情をもって、心の喜びをさかんに表現する特別の作用はありません。こうした事実を厳粛に考えますと、笑いというのは人間のみ与えられた特権だってことがわかるでしょう。
昔から言うでしょう、「笑う角には福きたる」って。
「楽しいから笑うのではない。 笑うから楽しいのだ」
ウィリアム・ジェームズ (アメリカの心理学者・哲学者)の有名な言葉だ。
多く笑えば、人生はもっと楽しくなる。
月に一度、並木近隣センターで英語による異文化コミュニケーション(C.C.C.)を続けて20年を超えているが、続けられる理由の一つは、必ず、笑いが起きることだ。語り合う、異論、珍論、敬愛すべき他者との意見交換、世界の妙、そんな中に私たちは生かされて活きている。
笑いあって、他者にも喜びを反射できるほど、そんな気分になっておわる !(^^)!
どうぞ、皆さまも 月一回の集まりを覗いてみてください。見学歓迎です。
今月は19日(日)10-12時、並木近隣センター 調理室
来月は17日(日)10-12時、並木近隣センター 第一会議室
来年も3月まで会場を押えましたので、第三日曜日の同じ時間帯に同じセンターです。
2017年11月15日
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