稲村徹也・著 『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(きずな出版)で、学びをお金に換えていくときにイノベーションは不可欠だが、それを現実化してくれるものが「アイデア」だとありました。マーケティングの権威であるフィリップ・コトラーの根本思想にも、「人のアイデアを盗まず、自らアイデアを生む」とあります。
とはいえイチから独自のアイデアを生み出すというのも、また難しいことです。そこでフィリップは重要な示唆を私たちに与えてくれています。
今の自分に解決すべき課題があるとき、その解決策を自力で生み出そうとする行動が、新たな「アイデア」を生み出してくれるかもしれないということです。
「無理かもしれないな」と思うような課題に直面したとき「いや、これを解決できたらスゴイことになるんじゃないか?」と思い直し、ひたすら解決のためのプロセスを、あれこれ考え続けます。すると、ふとした一瞬にアイデアが舞い降りてくるケースが多いのは不思議なことです。
「成功のカギは“なぜ”という動機が20パーセント、“どうやって”という方法が80パーセント」、この「なぜ」の部分は「問題提起」です。 問題提起をするには、「問題意識」が働いていなければなりません。そして「どうやって」の部分は、すでに説明したように「アイデアを生む」ということです。
台湾出身でありながら大陸中国に渡り、大陸の中国人富裕層でもなし得ないビジネスやイベントをヒットさせ、そして巨万の富を築き上げた超一流の大成功者がロッキー・リャン氏。 彼が新規ビジネスに参入するうえで何を基準にしているのか。
ハードルが高ければ高いほど入り込むのには困難を伴いますが、 『門前払いをしてくれる業界ほどライバルが少なく競争が少ない』ということで、入り込むことさえできれば、あとは簡単だという。
「アイデアが重要なのではない。 一つのアイデアをどうやって、 具体的にしていくかが重要だ」
とは、ソニーの創業者、 井深大氏の言葉。
どんなに素晴らしいアイデアが浮かんだとしても、それを「どうやって」という具体的な方法が見つからなければ、絵に描いた餅になってしまう。
今の我孫子市だって、課題は同じで、どうやって流山や印西、柏のように人口を増やすか、近隣の守谷市のように「住みたい街ナンバーワン」とランキングされるか、そうした評価に結び付けるか、アイデアを出して、それを具体化して行かなくちゃならない!
2017年11月04日
この記事へのコメント
コメントを書く