かつて、GSの人気者ザ・タイガースのリードボーカルだった歌手の沢田研二は還暦を過ぎ、現在も全国をツアーしてコンサートを続けいる。88才まで舞台に立つとファンに宣言して、その為には声が出せる以前に耳が重要という。このところ難聴になっている歌手が多いことを懸念しているようだ。大舞台で音響をイヤモ二で採ることが流行した結果、歌手らに影響がみられてのことだろう。確かに、好きな道を進み続けて行ける人はすくないし、いつまでもその歌声を聴きたいと言われるには、研鑽をつづける人でもある。愛される声の持ち主でいるよう、年と共に変化する部分にも心血を注いで工夫するであろうし(兼子は和服で帯を締めて姿勢を保ち、沢田は体重が増えた1?)何よりも、その生き方が真摯であり続けているからなのだろう。
兼子は我孫子に住まう時期に、朝鮮との芸術友好の講演会をたびたび開いていたし、ジュリー(沢田)は憲法9条や原発問題にも取り組みの姿勢を示していた。
ヨーロッパでも、レコードを吹き込み、フランスではゴールデンディスク(1975)を得る人気になった! ということは、相当に耳が良いという証なので、試しにこの週末、お聞きになってみてください。
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