北朝鮮が韓国軍の潜水艦ミサイル技術をハッキングで入手していた疑いが浮上した。韓国紙、京郷新聞が26日、韓国軍幹部の話として、北朝鮮の工作機関、偵察総局関連のハッカー組織が韓国の潜水艦建造メーカーから盗み出したことが、調査で判明したと報じた。
標的となったのは、ミサイルを潜水艦からガスなどの圧力で水面に射出した後、ミサイルエンジンに点火する「コールドローンチ」と呼ばれる技術。北朝鮮はコールドローンチによる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)技術を急速に高めており、韓国から窃取した技術が基になっている可能性がある。
韓国軍が2020年の配備を予定する3千トン級の新型潜水艦の設計図も流出した疑いがあるという。
また、26日付東亜日報によると、韓国の中央銀行、韓国銀行に対するハッキング攻撃が、昨年の44件から今年は8月までに116件に急増。このうち、少なくとも7、8件は北朝鮮の犯行と認定された。
北朝鮮はバングラデシュの銀行から金を奪取した疑いもあり、制裁強化を受け、サイバー攻撃による外貨窃取にシフトしている可能性が高い。
出典:産経新聞 9/27(水) 10:17
2017年09月27日
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