戦争体験を語り継ぐ会は、新聞に戦争にまつわる投稿をされた人たちが連絡を取り合って京都で発足、「語り継ぐ あの戦争を繰り返さない」と題する冊子を発行。母に手を引かれ北朝鮮から38度線を超えた8歳の女の子など目頭が熱くなる体験など、高齢になられた方々の悲痛な願いが滲んでいます。
語り・伝えることの大切さ、その体験を私たちはどう語り継いでゆけばいいのでしょうか。国際女性ビジネス会議では、終了後もネットでの会議「働く人の円卓会議」として話し合いを続け、「8月。戦争について何か考えましたか」というテーマが投げかけられ、参加した女性たちから意見が相次でいる。
「伝えること」だけでなく、政治の暴走を止めるように「関わること」が大事です。個人に出来ることはこうした地味で粘り強い活動でしょう。今は、誰もが自由にものを言い、理に沿った議論が出来ます。戦争前夜の頃は、声を上げられなくなっていました。異論を封殺する空気に皆が飲み込まれていた。「個の意見を主張し、それを否定せずにある程度認め合う世の中にならなければ、また同じ轍を踏む」と警鐘をならしています。
2017年09月01日
この記事へのコメント
コメントを書く