父親のルアンハオさんは遺体を確認するため、26日午後に我孫子警察署に行った。27日にはランドセルや衣服の一部などの所持品は茨城県坂東市の利根川の土手で発見された。警察はリンさんの衣服の一部が見つかった茨城県の利根川の土手の近くで防犯ブザーを発見。遺族によるとリンさんは防犯ブザーをいつもランドセルに付けていたが、捜査の結果、防犯ブザーは使用されていなかった。
日本に移住して10年以上のリンさんの父親は、日本で家を購入し、2歳の時に娘のリンさんを呼び寄せた。ところが、リンさんは3月24日朝に通学路で行方が分からなくなった。そして3月26日朝に、リンさんの遺体が衣服を身に着けていない状態で、所持品と一緒に自宅から12km離れた農地の排水路の中で発見された。検死の結果として、少女の顔には殺害される前に殴られたと思われる打撲傷があり、強姦後に殺害された疑いを示しました。警察は100人の総索員を配備して、犯人逮に全力をあげた。
リンさんの母親のグエン・ティ・グエンさんはリンさんの弟をつれて、3月22日からベトナムのハイフォンにある実家に帰省中でした。そして娘の事件を知り、ショックを受け体調を崩していた。体調が回復し、日本に戻ってリンさんの遺体を連れて帰るとした。妻と弟がハイフォンの実家に帰省する際、リンさんも一緒に行きたいと言いたが、休まず学校に通うように両親で言い聞かせたという。
痛ましい事件が起こってすぐ、ベトナム大使館の担当者が我孫子警察署に捜査協力に訪れ、さらに父親のルアンハオさんを訪問し、親族に弔意を表すとともに励ました。同時に必要な法的手続きを家族に説明するとともに、リンさんの葬儀への支援について日本のベトナム仏教協会と協議を行った。ベトナム外務省は公式声明を発表し、駐日ベトナム大使館に対し地方自治体と連携して緊急に対策を講じるよう指示したことと、死因の究明、犯人の捜査と逮捕、厳格に法に基づいた裁判を日本側に要請したことを明らかにした。
そして、事件から、3週間。遺体から検出されていたDNA型が一致し、その結果を受けて、澁谷容疑者を特定した。警察は急転直下、逮捕に踏み切ったとみられている。澁谷容疑者は、捜索本部の置かれた我孫子警察署の2階で取り調べを受けている。しかし、依然として黙秘をしているということで、今後は押収された澁谷容疑者の車2台、15日以降に予定されている自宅の捜索結果が捜査のカギとなる。
容疑者は、亡くなった女の子が通っていた松戸市の六実小学校の保護者会の会長を務め、登下校の見守りのボランティアをしていた。自宅があった松戸市と遺体が見つかった千葉県我孫子市、そして、ランドセルなどが捨てられていた茨城県の河川敷までそれぞれ10キロ以上離れていた。渋谷容疑者の車がそれぞれの現場を通った形跡があったことが新たに分かってきた。地元の誰しもがあってはならない意外な人物の逮捕に衝撃を受けている。
参照HP:http://asean-info.net/jijilog/17040201-murder-elementary-girl-vietnam-media-reaction/
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