町内に配られた正月の御符も最近はなくなり、松飾もめっきりへりました。
高齢で、話題になるのは認知症ですがこれは有り難くありませんが、こちらのほうは年々、市内の無線でお知らせが増えています。
弘前大学はその1つの拠点で認知症の予兆を研究しています。
正式拠点名は『認知症・生活習慣病研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発』です。このプロジェクトは、弘前大学が12年間、約1,000人の600項目もの健康診断データを収集分析しています。
とにかく、ありとあらゆる健康データと認知症の関連を精査しています。確実に関連があるのは年齢、
その他関連が深いのは、下半身の筋肉量、握力などです。驚いたのは60歳過ぎると急速に点数が落ちていました。 30点満点の26 点以下が、認知症が疑われる人です。テスト用紙が公開されています。
認知症でなくても、確実に加齢で認知能力は低下していますから、シニアの働き方でもこれを考慮する必要があります。何よりも自覚が必要です。高齢でワンマンな経営者はリスクがあります。
意思決定に若い人の意見を積極的に取り入れていく必要があります。
研究グループの伊藤健教授のマウスを使ったアルツハイマー病の予防の研究では、ローズマリー抽出物とブロッコリーの抽出物スルフォラファンが効果あるということです。
このプロジェクトでは認知症予防の学術研究の他に、青森県の平均寿命全国最下位という不名誉な状況を改善するために、県民の健康意識の向上と健康増進の社会実装プログラムも力を入れています。
また産学連携も進んでいて、13社が具体的な製品・サービス化を推進しています。
下記の弘前大学のURLで是非プロジェクトの活動をご覧ください。
大規模な学術研究は必ずや認知症予防の手法を発見し、早期の治療や改善の方法を提案してくれるでしょう。
弘前大学COI研究推進機構
http://coi.hirosaki-u.ac.jp/web/
ミニメンタルステート検査
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%88%E6%A4%9C%E6%9F%BB
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