甲状腺超音波検査の結果、「のう胞」や「結節(しこり)」が所見として確認されることがあります。最近に、海津にいなの身近な人も、甲状腺の手術を受けた話を聞いていたので、気になってはいました。チェルノブイリの子供たちの話(結節)を耳にして、どう対処されているのか、関心を持っておりました。結果的には、チェルノブイリの子供でそのような症状が見られると、手術によって対処がされることになり、特有のネックレス状の手術の跡が見られる少年少女も多く居るということです。
「のう胞」は甲状腺内にできた体液の貯まった袋状のものです。健康な方でも見つかることが多い、対応はしやすい良性のものだという事です。海津本人も、若い頃より、甲状腺の腫れているのではと健康診断の触診で言われることがあったので、なんとなく気になるものでした。最近に、一般的にも手術の方法が進んで、万が一でも対処の方法があると分かり、今さらの年齢になって、あるパーセンテージで「のう胞」が存在するのだと分かって、一人じゃないと分かってきました。一方で、「結節」は甲状腺内にできる中身が詰まったかたまりです。こちらの場合は、良性のものと悪性のもの(癌)があり、後者の場合も早期に発見されて手術を行うことで対処され、最近では、超音波検査機器の精度が上がったことで、かなり小さいものでも、早期に発見できるようになっています。
福島県県民健康調査や環境省が福島県との比較調査を行った、弘前・甲府・長崎市でも42.5パーセントから69.3パーセントの方がA2判定となっており、約半数に何らかの所見が確認されます。A2の結節(5.0ミリメートル以下)またはのう胞(20.0ミリメートル以下)を認めたということですが、日常生活に支障はありません、B所見では経過観察の所見となります。C所見の場合は、甲状腺の状態などから判断して、二次検査を受けるということです。
我孫子市議会でも、この検査の助成に対して、検査をうけた人数が少ないとの指摘をする議員もいました。検査をするしないの個人の判断、補助の負担割合、どのレベルで常にストレスに感じるべきか、除染された公園の前に暮らしているので、どこまで疑い、不安を抱えるか、里帰り出産をするという娘(2年前まで、洗濯物を外に干すのも訝っていましたから)の変化に安堵しつつ、長寿(22歳半で昨秋亡くなる)であった猫、海津にいな自身が低体温を脱したこともあって、判断したのかしらと思ったりしています。
スマホ、タブレット、IH、電子レンジの使用を日常的に行う、目に見えない心身への被害をいう人は少ないが、子供の視力低下、マイクロ派による脳への影響などなど、家庭の中で受ける影響なので、便利さが優先して取り立てて問題にされていない、そのところが問題です。
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