大隅さんはおよそ50分間の講演の大半の時間を使い、ノーベル賞の受賞理由である「オートファジー」研究を詳しく説明しました。1988年、細胞内で不要なタンパク質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の具体的な仕組みを酵母で発見した。96年以降、オートファジーが人間を含む動植物に広く共通する仕組みであることを解明。最近では、オートファジーがアルツハイマー病や、がんなどの病気と関連があることも分かってきた。
11日(日本時間)の授賞式では、授賞理由が紹介された後、大隅教授は、ファンファーレが鳴り響く中、国王からメダルなどを受け取った。 文学賞受賞者の米シンガー・ソングライター、ボブ・ディランさん(75)は欠席した。
【関連する記事】