2016年10月26日

孤独死の実相:中年男性の未婚化

1980年の頃は 「生涯を通して結婚しない」という女性は、4.45パーセント。 男性はもっと低く、2.6パーセントだけでした。※総務省「国勢調査」2010 http://ur0.link/AlHI

 それが2000年を突破すると未婚率が増え、大きく様変わりします。
20代後半で女性が60.3パーセント、男性が71.8パーセント、
30代前半で女性が34.5パーセント、男性が47.3パーセント、
30代後半で女性が23.1パーセント、男性が35.6パーセントが独身となっており、
10人に1人の女性、5人に1人の男性が、生涯を通して結婚していません。

 週刊SPAのアンケートでも独身男性の実に50.4%の人が「生涯独身」を受け入れている。しかし、自由気ままな生活は突如思わぬ弊害を発生させるのも事実。厚生労働省が発表した平成27年版「厚生労働白書」によると、日本人男性の生涯未婚率(50歳までに一度も結婚したことがない人の割合)は22.8%。そして、2035年には50歳男性の3人に1人が未婚者になると言われる「生涯未婚」時代がくると推計され、現役世代の孤独死予備軍は今後も増加の一途を辿る。

 淑徳大学教授で孤独死に詳しい結城康博氏もこう指摘する。「ここ数年は現役世代の孤独死が増加傾向にあり、20〜25%を40代、50代が占めています。そんななか、女性よりも社交性に乏しい男性は、さらに孤独死の可能性が高い。例えばマンションの廊下などで隣人と会っても挨拶もしないような独身男性は、立派な孤独死予備軍と言っていい。地方出身で周りに親族もいなければなおさら。また、独身男性は食生活が乱れやすく、脳梗塞などで突然死するリスクも高いですね」

 同特集では、孤独死だけでなく、健康不安や地方左遷など「生涯未婚予備軍」を取り巻くヤバすぎる日常に密着。「仕事面」「健康面」「恋愛面」において、どんな危機的状況が彼らを待ち構えているのか徹底取材している。彼らのクライシスな日々を目撃し、独身者なら今後の人生を考え直すきっかけになるかもしれず、また既婚者ならば「結婚してるだけマシだった」と溜飲を下げられるかも!?  なぜなら、孤独死の現場は凄惨すぎるからだ。特殊清掃人として長年、孤独死現場を見てきた石見良教氏は、散乱するゴミの中から糖尿病の患者に配布されるマニュアルを拾い上げ、「またか」と思うという。

「孤独死=独居老人のイメージは、間違い。実は40〜50代の独身中年にこそ多い。糖尿病など病気による離職や休職、リストラをきっかけに、唯一の社会との接点だった会社での人間関係が断たれ、孤独死へと向かうのです」(石見氏)

 そこで、40代独身者の最期の瞬間についてリアリティーを紹介する。

 真夏のある日、東京都大田区にあるマンションの一室のドアを開けると、視界を完全に塞ぐほどの黒い虫の大群が襲いかかってきた。よく見ると、コバエだ。そして、部屋の奥から漂う強烈な死臭が防臭マスク越しの鼻が曲がるほどだ。

 部屋で亡くなっていたのは、某上場企業の中間管理職だった42歳の独身男性で、死後1か月が経過し、腐乱した遺体から流れ出た体液は、畳裏の板張りにまで達していた。死因は糖尿病による合併症。糖尿病や精神疾患を患った男性は、長期療養のため会社を休んでいた。そのため、死後1か月が経っても、誰にも発見されることはなかったという。

 部屋の中は足の踏み場もないほど荒れ果て、おそらく亡くなっていたであろう黒ずんだシミの場所だけがぽっかり空いている。それでも、遺品整理に、亡くなった男性の会社の同僚が立ち会い人として来てくれたのは幸いだ。高齢の両親は地方に住んでおり、付き合いのある親族や友人もいなかった。

 特殊清掃人として孤独死の最前線に立つ石見氏によれば、中年の孤独死には共通する特徴があるという。50代の独身男性が都内自宅で孤独死していたケースでは、遺体発見時には死後3か月が経過。メーカー系プログラマーとして活躍していたが、糖尿病で療養中だった。この男性の部屋も例に漏れず大量のゴミが床を埋め尽くしていたが、なんと整理収納に関する書籍が複数発見されたという。自身の生活に危機意識を持ちながらも抜け出せなかったようだ。

「ほかにも『健康は精神の安定から』などといった自戒メモが大量に残されていることも、中壮年男性の孤独死現場にはよくあります。また、アニメのDVDやフィギュア、ワインなどの収集品が大量に残されていることが多いのも特徴。アウトドアな人よりは、インドアな人が孤独死に陥りやすい」

 
 <取材・文/週刊SPA!編集部 写真提供/あんしんネット>

【特殊清掃人・石見良教氏】
アールキューブあんしんネット事業部長。孤立死問題や高齢者のゴミ問題など講演も各地で実施 http://www.r-anshin.net

【社会福祉学者・結城康博氏】
地域包括支援センターでの社会福祉士勤務を経て、現在は淑徳大学教授。著書に『孤独死のリアル』(講談社現代新書)など
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参照:日刊SPA!10/25号
 中年になると自然と代謝が落ちて、筋力、胆力が落ちる、のにこれまで同様な生活と食事を続けてしまう。
欧米でもこうした調査がされていたら、どうような傾向を示すのだろうか。日本では、家事に男性が関わらないという事が、主婦のプライド、亭主の見栄のようにまことしやかに継続されてきて、台所に入ろうものなら「ゴキブリ亭主」と揶揄される始末だった。結果、コンビニが便利に食事つくりの代行をしてくれるようになった。腹ふさぎに食べると値段を考えて、自分の嗜好に合わせると栄養のバランスは必然的に偏る。卓を囲み、家族の団らん、盆暮れ、節句の意味も遠のく。遊び仲間も子育てで忙しいとなるとお金のかからない、約束の必要がないゲーム機相手の時間つぶしに嵌まるか、ネット通販の常習者になる。生活の半径、交友関係が縮小する・・・。せめて、自己管理、体調管理にも男性が注意を払うように家庭科で教えてはどうだろうか。
(今どきは、男女共学の家庭科で離乳食つくりやら、乳幼児のおもちゃの手作りをさせるらしいけれど、孤独死という現実、それに陥らぬように指導することで、結婚という共同生活が見直されることもあるのでは、ないだろうか、つまらぬ私見だといわれそうだが、孤独死の実態は深刻に思う。)
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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