前場所では、負け越せば大関から陥落するカド番で迎えていた。「勝ち越さないと、というプレッシャーはあった。勝ち続けると精神的に余裕ができて、逆にそれが集中力につながった」という。横綱白鵬が足のけがで休場し、綱とりの稀勢の里が早々に優勝争いから後退すると、代わって主役に躍り出た。相手を一気に持って行く持ち味に磨きがかかり、初優勝の重圧は「プロやからね。注目されなければ意味がない」と強気な発言ではねのけた。11日目の稀勢の里に続いて鶴竜、日馬富士の両横綱を破り、殊勲につなげた。大阪出身力士として86年ぶりに優勝し、初の栄冠を手にした。綱を手にする九州場所が期待される。
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