我孫子市議会9月議会が終了しました。世の関心は、東京都の築地市場の移転の問題に驚き呆れています。主要な建物の下に地下空間を造ったのに、盛り土があると説明し続けた都職員の対応、むろん報告書には誰が盛り土をしないことを決めたのか、書かれていないのだという。それなのに、その時の市場長は今は副知事になっていたというお粗末さです。問題発覚後に石原慎太郎元知事が報道陣に「都庁は伏魔殿」と発言ていました。小池知事が、スカイツリーから飛び降りるつもりで出馬を決めて当選することがなければ、この都庁との伏魔殿は閉ざされたままだったことでしょう。
さて、しかし、我孫子の場合は「水の館」に農業拠点施設として農産物の加工所、飲食施設ができることになっており、今回はさらにその設備費が約1814万円が追加予算として計上されました。落札率59%ということも確認するなど、侃々諤々の議論がされて、賛否が問われました。こんな時だから、海津にいなは我孫子市民の複数に意見も聞いて、賛成の意を固めました。そのため、賛成討論にも立ちました。(議会動画で当日の模様を視聴できます)
我孫子市は、他市と比べて公共施設が少ない、つまり街としての選択を先のばしてきたとも言えます。これからは、選択して良い運を招きいれなくてはなりません。
『運の教科書』筑摩書店、齋藤孝(明治大学教授)は、次のような事を述べていました。斎藤教授は商家の家訓の研究をして、家訓で一番多いのは「神仏を大事にしなさい」次に「自分のためではなく、利他の心で動きなさい」ということがあげられるというのです。 要するに近江商人の考え方だというのです。「あの店はいつもお客さんがいっぱいだ」とか「いい仕入先がついている」と言われるようになり、事業をするのにこうした「運」がひじょうに大事だというのです。ただ、停滞して静かに受け入れていたら、いつまでも事業はうまくいかなくなります。経済という社会の中で自分の街やそこにある仕事がどうなっていくのかを考えながらコントロールしていくのも、「運」を良くしようとの考え方です。
2016年09月29日
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