心理学では、人が他人に対して抱く好意や嫌悪感情のことを「対人魅力」というそうです。
これを決定づけるのが、「他者の身体的魅力」「近接性」「単純接触効果」「類似性の法則」「相補性」「好意の返報性」など。
出会ったばかりのころは相手の情報が少ないこともあり、「他者の身体的魅力」、つまり容姿に惹かれます。
そこで注目したいのが、近接性、単純接触効果です。 近接性は、物理的に身近にいる人に対して親しみを持つ心理効果のことで、 例えば、家が近い、席が隣同士といったことで親しくなりやすいといったことです。
対して、単純接触効果は、目にする機会が多くなれば多くなるほど対人魅力が増すことをいいます。
「熟知性の原則」がもたらすもので、人は何度も繰り返し顔を合わせることで相手に対しより親しみを感じるようになり、安心感、気安さ、好意も抱きやすくなるという効果です。
ちなみに、類似性は価値観が似ていて同じような経験をしていることに、逆に相補性は、自分にないものを持っていること、です。 対人魅力はこうした複数の要素が集まった総合的なものなので、意図的に各要素を強化していけば、相手の好意をアップすることも期待できる、と考えられます。
試しに、挨拶を心がけると、相手は何度もあなたの顔を見ることになります。こうすれば、単純接触効果ポイントが稼げるはずです。まずは 初対面での挨拶は心掛けて大事にしましょう。
今や商品のスペックや性能だけでは売れない。消費の動機になるのは『関係性』になっていくものです。 現代において、関係性をより強くする効果的な方法は、Facebookや、Twitter、ブログなどのSNSによる発信だということです。実際には会っていなくても、親しみがわき、関係性ができる。現代はそうやって自分の対人魅力度を高める時代だということです、どうおもわれるでしょうか。
クリスマスイブ、今年の住宅街のイルミネーションはLEDで一段とにぎやか、これもひとつのアピールの方法、街角に魅力を加えていると言えますね。
2016年12月24日
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