イギリスでも、EU離脱の責任をとって首相交代の選挙が7月にありましたが、女性候補二人の闘いとなって、EU残留派に属していたテリーザ・メイが当選、英国で二人目の女性首相です。小池都知事の当選は、女性が政治のガラスシーリングを突破できると示してみせ、世界中の女性と伍して日本の女性たちをも奮い立たせる雰囲気になってきました。むしろ先進国といわれる政治の世界で、これまでは立候補する時点で女性にはチャンスが巡ってこなかったからこそ、今回は小池の乱といわれるように、打って出る立候補となったのだと、小池氏自らが告白していました。突然の辞任劇にも、以前の都知事選出馬の想いが小池氏の出馬への伏線にあり、自民党の候補者選びの体制が整う前にとマスコミに発表、その小池の乱を追いかけるマスコミ陣、大政党組織の掟をはねのけて立候補したことへの締め付け、都議会の自民党都連のドンという構図が明るみに出て、都民の関心をひきつけ、291万票を味方につけることができたという、専門家の分析でした。
すでに時代の趨勢である、女性リーダーが、大都市パリ、ローマに、そして英国首相に、女性のリーダーを選んだのです。しかし、東京よりも先に女性知事を誕生させた千葉は、千葉県で最初に女性市長誕生ですらも瓦解、県議も市議も女性は増えるなどもなく、停滞という感じでしたから、やはり東京の動きはカンフル剤です。TVコメンテターの中には、パリ市長から大統領が誕生するなどもある、いずれは知事から首相も狙うのではなどと怪気炎の話も飛び出していました。
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