JR新大久保駅(新宿区)で2001年、ホームから線路に落ちた男性を助けようとして、韓国人留学生の李秀賢イスヒョンさん(当時26歳)が亡くなった事故から26日で15年となった。李さんの父・李盛大イソンデさん(76)と母・辛潤賛シンユンチャンさん(66)が来日し、駅階段に設置された慰霊碑に献花し、ホームで黙とうした。
盛大さんは「日韓関係が悪化していた頃、息子は天国で心を痛めていただろう。現在は雪解けに向かっており、さらに良くなることを望んでいる」と語り、潤賛さんは「息子の尊い犠牲は、日韓の懸け橋となった」と強調した。
この日は、国際交流基金(同区)が毎年この時期に日本に招いている韓国の高校生20人も慰霊碑に花を手向けた。高2のチョン・ダソルさん(17)は「15年たっても日本の多くの人が李さんの勇気を覚えている。私も李さんのような行動ができるようになりたい」と話した。
出典:読売 ON LINE 1/27
2016年01月28日
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