2015年12月15日
小沢征爾と野外コンサート
これだけの人と野外で奏でられるコンサートを聴くなんて、かしこまったばかりがクラッシックじゃない!って、多くの人と笑顔を交わしながら優しい気分になれる、のじゃないでしょうか。
議会で、市民から指摘が市民会館再建について、これも市民から提案の再建への近道と思われる野外コンサートステージについて、我孫子バージョンでも考えていただきたいとおもうのですが。執行部は、第一ラウンド、まったく考えていないと答弁でした。
小沢征爾が大活躍したボストン交響楽団は、タングルウッドで毎年夏に開催される世界的に有名な音楽祭に出演した。室内楽、合唱、ミュージカル、現代音楽、ジャズ、ポップ・ミュージックなど、様々なジャンルのコンサートが数多く行なわれる広大な場所に野外ステージばかりでなく、本物のホールもある。夏のフェスの開催期間はクラシック音楽祭が6月から7月、ジャズ・フェスティバルが8月から9月にかけて行われる。今や音楽祭の期間中の観客数は35万人にのぼると言われる。
第1回目の音楽祭はテントの下で行われため、雷雨によって中断されてしまった・・・・。そこでロビンソン・スミスという女性が中心となって寄付金を募り、野外コンサート・ホール「クーセヴィツキー・シェッド」(写真)が建設されたという。ボストン響を代表する指揮者、クーセヴィツキーの名がついたこのホールは、現在も多くの人々が芝生でピクニック気分を満喫しながら、音楽を楽しむ、まさに音楽祭の中心的な場所となっている。1994年には小沢征爾の功績をたたえて「セイジ・オザワ・ホール」が建設された。優しい感じのレンガ造りの室内楽用ホールは、タングルウッドの自然に見事に溶け込んで、地元の人に愛されている。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 ピクニックコンサートは、 心地良い空気が流れる中、 小鳥が森の上空でさえずり、時間の経過と共に空の色が移ろう大自然の中という環境の中で響いてくる音楽。
その空間に身を置ける事の喜びにも感激が湧き上がってきます。
世界各国でも放映され、毎年世界中から集う2万2千人の観客を魅了しているコンサートで、しかも大変にリーズナブルなお値段で聞けるのも魅力。
カラヤンを師と仰いで、小沢は東西を指揮棒で融合させた、東洋初の西洋音楽のマイスターとなった。そんな方が、室内ではできない郊外の空間をつかってのびやかに音楽を楽しませる。カラヤンの指導がいいのと、筋がいい意欲的な日本青年が、意気投合したということですね。なにか、リーチと柳の意気投合と相通じるものがありそうです。
それにしても、カラヤンてなるほどです。お洒落です。
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