毎年1月1日にウィーン楽友協会の大ホール(黄金のホール)で行なわれるマチネのコンサートです。ヨハン・シュトラウス2世を中心とするシュトラウス家の楽曲が主に演奏される。映像はライブで各国に中継され、花が美しく盛り込まれたコンサートホールでの演奏を世界中の人々が楽しめるのです。2002年は、小沢征爾の指揮だったので、それからNHKのこの番組を聞くのは我が家の恒例になってきました。
指揮者は、公式には「楽団員全員による投票によって決定されている」とされるそうです。毎年1月2日に(最近では1日のコンサート中にも)次年の指揮者が、楽団の公式ホームページ上で発表されているのだとか。
新年を祝う気楽な雰囲気のコンサートなはずが、さすがに切符を入手するのは極めて困難で、数ある音楽会の中でも最もプレミアが付く演奏会の一つ。しかも、日本人が会場に多い(ときに和服姿の女性)のは非常に有名で、この高額なプレミアを支払う東洋からくる音楽ファンが少なくないのは、日本企業がウィーン・フィルやオーストリアとの密接なビジネスパートナーである一つの証しなのだそう。
ウイーン国立劇場の華麗なバレリーナのダンスまでライブで見られるなら、自宅で見るのでも素敵な新年の始まりに相応しいですね。
2016年01月02日
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