小、中学校の写真や先生のビデオメッセージが大画面に紹介されるとどよめきが起きました。
そんな中で一人の先生が「君たちの卒業式が出来なかったから残念でしたが、成人式を盛大に祝えて何よりです」との言葉に指折り数えてみましたら、今回の新成人は東日本大震災の3月に卒業式でした。あれからの5年は、めったな経験でなく、中学生だった子供が大人になっていく、滅多にない経験をしてきた若者だったのだと気づきました。
若い彼女たちは、着物に包まれてショールを羽織り、花飾りを髪にさして目いっぱいの日本女性としてもお洒落をしてきます。この日がなくなったら、日本文化である着物がすたれてしまうでしょう。そういう点でも大事な記念日です。男子の中にも着物で袴姿がちらほらお見受けしました。麗らかな日差しのもと、彼女ら、彼らに良き未来が広がりますようにお祈りします。