この記念開催には、堂本前知事の講演もあって、まず手賀沼で絶滅した水生植物を40年前の沼の土から復活させようという県立中央博物館の遠大な計画を紹介のあと、亀成川の水源地に残る生態系がなくなるという問題について話されたのだと記録がWebに残っている。「これだけ貴重なものが残っているものを壊すのは犯罪です。宝物にして保全していくべき」との講演の最後には、写真が草深原(そうふけっぱら)というタイトルで草原の映像が出され、なんとも関東エリアのサンクチュアリを実感させ、私たちが県民が国土を守らなくてはと、気づきの場所に暮らしている事を教える内容だったようだ。
もっとも印西市民も、亀成川の危機的状況を知らない方は大勢いる。むしろ、柏、松戸などの大都市圏の住民が、都内近郊で、ホタルやキツネが見られると関心を示していたりする。
それを示すような日本魚類学会の会長が招聘されての講演きのタイトルは「日本の宝 亀成川」だった。以来、日本トンボ学会、日本草地学会、日本生態学会からも注目され、要望書の提出やら調査やら意見書やらと、とにかく、住んでいる私たちが思っている以上に科学的にもこの地のすばらしさが、証明されてきたという。
残念ながら、我孫子市長の「外来種のコブハクチョウを好ましい生きものとしてとらえていた」(2009年)の話は現実を知らなすぎると辛口コメントが寄せられていた。基調講演は何を言いたいのかよくわからず、利根川の変遷をなぞっただけであり、収穫は何もなかったと手厳しい。「ブラックバスやブルーギル、アメリカナマズを問題視していたのに、ハクレンは何とも思っていないようで、やはり物事の本質を理解していないことがわかる。時間は半分でよかった。」「全体的に通してみた感想は、プレゼンテーションの稚拙さが目立った。高齢者が多いために、従来の講演のような形式が多く、退屈であり、このような発表は久しぶりに見た気がする。かといって話が面白いわけではない。手賀沼の明日を思うと、すこし悲しくなる学会であった。」との参加した人のブログ書き込みがあって、この学会の取り組みも見直されているのかもしれない・・・。
(と、思って聞いたところ、11年目を迎えて、学会は終了したということが分かった)
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