斎藤 一人(さいとう ひとり、1948年8月3日 - )は、東京都江戸川区出身の日本の実業家。自著の出版では、高額納税者公示制度(長者番付)12年間連続10位以内。税金を差し引いた実質手取り額で日本一。「銀座まるかん」の創業者だ。『人生が楽しくなる「因果の法則」』(PHP研究所)に次のようなことを書いているので、ご参考までにご紹介します。
死ぬとね、二つしか質問されないからね。
一つは、「人生を楽しみましたか?」って。
もう一つは、「人に親切にしましたか?」。
この二つしか聞かれないんだよ。
だけど、この二つは同じなんだよ。
人生を楽しみましたか?…って、他人(ひと)に喜ばれると、人はすごくうれしくて楽しいんだよ。
人間、生きてて、なにがうれしい、ってさ。
「あんたがいてくれて、しあわせだよ」とかね。
「あなたと同じ時代に生まれてしあわせだ」とか。
そうやって言われたら、いちばんしあわせだよね。
「自分は人からどんなふうに思われてもいいんだ」って言うけど、嫌われたら、しあわせじゃないよね。
だから、しあわせって、追求したらね。 追求すればするほど、人に喜ばれることが、「しあわせだ」ってことがわかるよね。
鍵山秀三郎(1933年8月18日 - イエローハットの創業者)も幸せについて講演して回っていています。
そこで、人間には三つの幸せがあると言います。
一つ目の幸せは「してもらう」幸せ。
赤ちゃんが、母親から「してもらう」幸せ。
二つ目の幸せが「できるようになる」幸せ。
二歳か三、四歳の子供が、歩いたり、走ったり、スプーンやお箸を持って自分で食べたり、自転車に乗ったり、ということが「できるようになる」幸せ。
三つ目の幸せが「してあげる」幸せ。友人や知り合いに限らず、誰かに何かをしてあげると喜ぶが、相手のその喜んだ姿を見ると自分も幸せになるという、「してあげる」幸せ。
この幸せのなかで、三つ目の「してあげる」幸せを感じることができる人が、最も幸せを感じることができ、それが最高の人生の楽しみとなる。
「してもらう」幸せも、「できるようになる」幸せも、自分だけの幸せ、つまり、自律していない赤ちゃんや子どもの幸せ。「してあげる」幸せは、成熟し、自律した大人の楽しみ。
人に喜ばれることが、最高の「しあわせ」であり、無上の「楽しみ」。
人生を楽しめる人は、してもらう事ではなくて、「してあげる」ことができる、そこに幸せがあるということだった。
2015年05月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック