つまり、1日に3時間練習や勉強するとして1年では約1000時間、10年で1万時間となる。プロと呼ばれ、お金がもらえるようになるのも同じで、その分野での研究や練習、あるいは情報収集等に、この「1万時間の法則」が必要となる。
ジョン・C・マクスウェル『その他大勢から抜け出す成功法則』(三笠書房)で、常に創造的なアイデアはないかと目を光らせていると、自分自身も創造的な考え方ができるようになる。オリジナリティとは、今あるさまざまなアイデアの組み合わせつづける。だからこそ、たくさんのアイデアを継続して集める。ほかの人がしていない分野、創造性を身につけるにも、他の人たちの創造的なアイデアを調べて尽くしておくことだ、そして人が到達しない分野に躍り出る。
偉大なる発明家トーマス・エジソンも、「オリジナリティとはアイデアの出所を隠す技だ」と言っている。
トーマス・エジソンも決して不幸に屈服せず、逆境を有利な状況へ転化する術を心得ていた人物だ。晩年のエジソンも、不屈の精神で繰り返し、繰り返し新たなことに向かっていた
1914年12月、ニュージャージー州ウエストオレンジにあるエジソン研究所は火事によってほぼ全壊した。
エジソンは一夜にして、再び手に入れるのは絶望的と思われるほどの設備とライフワークである研究記録のほとんどを失った。エジソンの息子チャールズは父親を見つけようと狂ったように周囲を走り回った。ついに彼は火のそばに立ちつくしている父親を見つけた。その顔は炎を受けて赤々と輝き、白い髪が冬の風になびいていた。
「私の胸は強く痛んだ」チャールズ・エジソンは語っている。父はもう若くはないのに、すべてを失ってしまったのだから。だが、驚いたことに父はチャールズを見つけると大声で叫んだ。
「母さんはどこだい?すぐに見つけてここに連れてきなさい。こんな光景は生きている間に二度と見られるものじゃないからね」
次の朝、希望や夢が黒焦げになったたくさんの燃えさしの間を歩きまわりながら、67歳のエジソンは言った。
「災害には大変なありがたみがあるね。われわれの失敗はすべて灰になったよ。これから真っさらでスタートできることを神に感謝しなければ」
行く手をはばむ大きな岩をも敷石に変えてしまうこの天賦の才は、どんなタイプの困難にもどんな人々の間にあっても大きな力を発揮することだろう。
カーネルサンダースがケンタッキー・フライド・チキンを創業したのは、65歳の時だった。
田中久重が現在の東芝の前身「田中製作所」を銀座につくったのは、75歳の時。
東芝元社長、岩田弌夫氏の名言がある。「平凡の凡を重ねよ、いつかは非凡になる」
こうした遅咲きの成功者の共通点は、一つの分野を何歳になってもあきらめずにコツコツと探求したことだ。
要するに、簡単に諦めずに、様々な経験、そして失敗、知識を蓄積し、動き出すこと、数多くやり出してみることだろう。
参照:
A・マグギニス『今できる事から始めよ!』三笠書房
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