この「出馬」への決断とは、簡単に出来るものではない。
まして、後先には責任と、結果とその批判が賞讃よりも大きくなることもある。
まちを愛して、郷土を知り尽くして、どのように新たな未来を提示できるか、自信をもって説明が出来なくてはならない。
以前に「出馬」して、辛くも当選に至らなかった候補者となった方々に敬意を表するばかりだった。
8000人分もの公選ハガキを出すことが出来るが、それを1週間の選挙の投票日前に届けるように発送しなくては、意味にならない。
選挙ビラを二種類、1万6千枚まで新聞折込み出来るということになったが、その際にはビラの一枚一枚に選管で受ける取るシールを貼って、その作業が出来てから折込枚数の許可以内だと証明されたとなる。
山のような書類を読み取り、書式にのっとて審査を受けて、告示日までに準備をするのはポスター、選挙公報として配られる印刷物など等である。その一方で、記者会見、アンケートへの回答や公開討論会などが行われる場合もあるから、対応しなくてはならない。
でも、周囲には「選挙、やりましょうよ!」、「無投票は良くない!」などと何だか、表情が明るい。つい、海津にいなは持ち前の呑気な質で「そうか、そうだよね!!」などと言ってしまって、引き返せなくなる。
出来るか出来ないか迷っているより、神のみぞ知ると言う境地になってきた。
「なんか、いい運が開けるって出てるんですよ」、明るい表情で男性がいった。
「そうか、来年は未年、皆でいると明るい未来が来る、そうかもしれない」、海津にいなにも呪文が口をついて出た。
2014年12月25日
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