とある女性(70代後半)から、市長選に出てはと話があったのは、総選挙でかまびすしくなる頃だった。その人に、『ちきゅうTALK』(海津新菜・監修、市民図書館所蔵)を見せたことがあった。一瞥して、値段をみたら買わないのじゃと思ったところ、「一冊頂戴」と言われた。それから、なぜか度々、お会いする機会が増えた。共通の知人も来年の市長選挙に出馬してはと、海津にいなにハッパをかけてくれたのだ。
そうこうして、『ちきゅうTALK』を読んで称賛してくれた人(男性、50代後半)に、その話したところ「やったらいいんじゃないすか」との、これまた、同様な反応だった。
そういえば、今年は『ちきゅうTALK』の活動をスタートして25周年目、単行本にまとめたのが2001年であった。ずいぶんと色々な事をしてNGO活動をしきたものだと、編集に協力してくれた人たちと年初に語らったりした。また、何年かぶりで道でばったり会った方には、『ちきゅうTALK』の再版の希望を託されたりした。本にしたことによって、良い本だとの反応をいただいて、それは本人を小躍りさせるのに十分だった。
先の男性は「市長選立候補届」の書類の袋を海津にいなに渡した、それが12日(金)だった。
11月の市長選挙の立候補者説明会においても、資料を取りにすらくる者もいなかったことを、男性は確認してきた。無投票となる可能性が濃厚となっていたのが分かった。
資料を取りにいったことで、22日、記者クラブ(幹事)から電話で、記者会見の話を打診された。
「年末年始で各記者も予定が詰まっています、26日(金)に会見をしてください。」とのことだった。
賽が投げられたのだと、いよいよ海津にいなが考えた瞬間だった。
二元代表制という地方政治の仕組みも、 無投票であれば 選ぶことすらもできない。
それは民主主義の根幹にも関わる重大な事態だ。
我孫子市の政治の停滞した空気を打破しなくてはならないと例によって「やるきゃない」と決意を固めた。
2014年12月23日
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