http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1859
11月27日に第13回になる原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する環境省専門家会議が開催された。第 12回 は 10月20日に開かれており、専門委員へ問いかける関係団体の傍聴者に対して怒鳴り合いが起きる状況なども、上記URLの動画から分かる。
なお、11月14日午後、我孫子市を含む千葉県北西部の放射能汚染状況重点調査地域に指定されている9市は、再度、環境省に対して、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議に対して要望書を出した。
この専門家会議は、原発事故子ども・被災者支援法基本方針で位置づけられたもので、福島県のみならず近隣の被ばく地域も含めた健康調査等を協議する会議のはずだったが、それも名ばかりの会議であって、福島県内の線量評価ばかり話し合われ、しかもUNSCEARやIAEAなど原発推進の立場の組織の過小に見積もった線量の評価ばかりで話をしているとの批判がホットスポットの地域からも出てきていた。
心ある委員もいるが、その人が福島県外の健康調査について話し合うべきと言う発言をしてもほとんど無視されるので、傍聴者が座長解任要求を出したり、環境省には法の趣旨に則り関東圏のことも話し合ってほしいと要請したりしなければ、素通りされている状況なのだ。
第12回会議では中間取りまとめ案が示されましたが、関東圏のことは、健康調査の過剰不利益論をぶつ御用学者の意見が取り上げられ、事なかれ的に片づけられようとする始末で、傍聴する関係者から反発も強くなっている。
そのため、危機感をもった関東ネット(千葉県北西部、茨城県、埼玉県南東部の活動団体のネットワーク)は、各団体の自治体に10月末に要望書を提出した。この専門家会議では、もっと実情に沿った協議をすること、関東圏の健康調査のことを入れること、住民の意見も聞くことなどを、国に要請してほしいといった切実な問題を提起したものだ。
各自治体はそれぞれに、傍聴に行ったり、ネットで動向をチェックしており、市民団体の要請が出された時点では9市は情報交換し合っており、国にも要望を出す手順をとっていた。第十三回となる11月26日の会議を最終にするとの手順だったため、地域住民の意向を自治体側に取り入れてもらうには時間はできたが、この要望書の内容をきちんと取り上げて、さらなる協議が始まるかどうかは見えていないという。
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この頃になると「3年半だから(甲状腺がん)が出るには、まだ経過を判断するのに早すぎる」と言う意見や、専門家の中には今後の影響について、「あるかもしれない、無いとは言えない。まだ判断できない」と、言う不透明な状況がある。少なくとも、1年後3年後5年後と検査を続けていくことが必要だという事なのだ。しかるに、専門家会議自体は終了しては、関東圏のホットスポット地帯に住む子どもたちの被害の実態を引き続き調査し、きちんとしたフォローは必要なはずだ。
http://tanakaryusaku.jp/2011/08/0002744
今後もしっかり見なくてはいけないというのは、首都圏はチェルノブイリと同じ線量だったのではというデータも出てきている状況もあるからだ。行政が調査をすると低い数値しか出ない。例えば、川根眞也氏は中学校校庭の土壌を毎日のように調査している。だが行政は川根氏の指摘ではないところを調査をする。発表される数値は最低値を出すようになる。川根氏は「行政の調査には必ず市民が立ち合う必要がある」と強調する。
セシウムの「環境的半減期は180?320年」
http://wired.jp/2011/04/05/%e3%82%bb%e3%82%b7%e3%82%a6%e3%83%a0%e3%81%ae%e3%80%8c%e7%92%b0%e5%a2%83%e7%9a%84%e5%8d%8a%e6%b8%9b%e6%9c%9f%e3%81%af180%e3%80%9c320%e5%b9%b4%e3%80%8d/
「白血病の原因」といわれる放射性物質ストロンチウムについて、過去には、核実験全盛時代には国民にこうした危険性も明確に注意喚起していたが、今となっては報道もされない。ストロンチウム はセシウムと同じくらい飛散してきているのが、埼玉のなども含まれていたと分かってきたので、今後、健康な子どもの比率は2033年までに6%に激減する。これは、つまりウクライナに匹敵するとの見方もある。13回程度の専門家会議の結論で、この事態の情報収集を終わらせてはならないのだ。
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/70c1efe4a508fb78d360df4a216dd9fe
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/4fa2eb24fe601ac979fbb74fa8bf6d73
2014年12月01日
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