ふなっしーのデビューは自発的なものだった。船橋を元気づけようと、ゆるきゃらという現代の新たな親善大使・観光産業大使になって、地元を盛り上げようとスタートした。しかし、お役所的、組織による発案でなかったという出自のために、目立ちたがり屋だと叩かれ続け、公式な場にはそっぽを向かれた。船橋住民であるだけが強みのふなっしーは、明るいキャラを曇らせることなく、何度叩かれても腐らずに、まさしく飛び回っていたら・・・・。
当初は、船橋市役所でも公認(既にオフィシャルな公認ゆるきゃらが存在していた)していないと非難されたが、今や市からも表彰されるは、感謝状をもらうは、大奮闘となっている。外国にも招待されて、中国語も英語も流暢にスピーチするは、歌って踊るエンターテイナー性もあると実力をネットの画像で展開して、モテモテになっていったからだった。
そして、遂に、その人気ぶりの証ともいうべき、ゆるきゃらグッズが生まれた。前人(?)未到のゆるきゃらケーキになったのだ。フナッシー公認のオリジナルケーキは、下記の写真のような「ふなっしーのバスタイム なし風呂でブシャー!!」として販売された。(船橋経済新聞)
ケーキは、2014年度の船橋のナシ購入客を対象とし、10月13日に船橋グランドホテルで行われたふなっしーディナーのデザートとして登場したもの。ケーキ店オーナーで、パティシエの高木康裕さん(テレビチャンピオンで優勝)と「ふなっしー」がコラボした食の秋にむけた話題の作品(!)で、年内いっぱいの期間限定で販売する。10月中旬から販売を始めたが、1日15個限定で毎日すぐに完売してしまうという。
頭部はアプリコットのムース、ふなっしーのフワフワ感を演出するためパウダーをまとっている。胴体部分は船橋のナシコンポートで満たされた「ナシ風呂」に漬かって、あたかもバスタイムを楽しんでいるような「ふなっしー」を表現している。そのバスタブの中身は洋梨のケーキを使用。「一つのケーキで3つの味を楽しめる」と高木さん。
ホテルでのスペシャルディナーの直前に「ふなっしー」自身がツイッターで紹介したため、各地から購入希望者が増えているという。「かわいいから購入した」「友人へのお土産に」など、購入者が格別なファンというのではなくても、その愛らしさにさまざまな地域から評判で、美味しくて、クマモン(熊本県PRマスコットキャラクター。ゆるキャラグランプリ2011王者なため、全国のスーパー、コンビニでもグッズ販売。現在の肩書は『熊本県しあわせ部長』を名乗る公務員)に負けない人気に急上昇で、新商品がうまれてくるまでになったことを示している。残念だけれど、商品を冷凍すること技術ができないためチルド宅配には対応できないとのこと。幸い、我孫子なら買いに行ける。京成本線の海神駅近くの「菓子工房アントレ」は、
営業時間は10時〜20時。火曜定休。
船橋市海神6、TEL 047-434-8353
フナッシー自らは、なしの妖精というが、そのジャンプ力が並みではなくて、ジャンプをしながらも声のトーンも上がるのだから、尋常じゃなくタフ、魔物だ。クマモンのような公的な職場で働いてきたのとは生れが違うため、筋トレでもしたような筋金入りと、思えるプロ根性があるし、「作詞作曲能力もあるらしくて、昔はともかく、千葉の人気者は一か月にギャラが億単位ではないかとすら噂がとぶほど、自由に出没している。暑い最中、着ぐるみで動くとはどれほど大変かは、知る人ぞ知るだが(?!)、ふなっしーにあっては季節に関係なくホップ・ステップ・ジャンプして、ゆくキャラ界をのしてきた。組織なく知名度を上げていった、ど根性ストリーを持つこともファンが離れない理由かもしれない。ディスニー夢の世界を追えるミッキー、ミニーのUSキャラだけじゃなくて、フナッシーがいる千葉に行こうと言わせるようになってきているようだ。それほどの人気者は、長嶋茂雄氏、Qちゃんに次ぐのではないか、な。みんな、屈託なく明るい、それが千葉のひとつの特徴なるのだろう。頑張れふなっしー、頑張れ千葉、頑張れ我孫子のウナ吉さん!(因みに、ウナ吉バーガーは、我が家のご近所さん「カフェドック」のオーナー妙さんの考案したもの、地元野菜たっぷりに、栄養たっぷり、愛情たっぷり)
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