今日は文化の日。七五三に行きかう人も、和やか、嬉しげ、秋の三連休を満喫されている方も多い事と思います。
この「文化の日」は、1946年に日本国憲法が公布された日。憲法が平和と文化を重視していることから、文化の日が定められたのです。今日一日、そんな豊かな日本の文化を改めて見直し、私たちの日本文化の深さに感謝、やはり二度目のオリンピック開催国にも選ばれたことにアジア人としてのプライドもジワッと感じているところです。
そして、こんな折に「日本は流石!」と見直したのであろう、米国人学者がいます。それが、ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマン博士、日本経済の批判者だから、日本は底堅い、凄い! クルーグマン博士は、10月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに、これまでの日本批判に対して手記を寄稿した。日本政府と日本銀行が1990年代以降にとってきた経済政策をずっと批判してきたが、最近の欧米の政策と比較して「2008年以降は、欧米の方が日本がかすむほどの失敗だ」と認めて謝罪したのだ。これほどの実績を持つ学者が、「我々は、日本に謝らなければならない」と現在の心境を明らかにしたというのは、某新聞の幹部たちも見習うべき素直さ、迅速さだ。こういうところが、米国の強みなのだろう。一時は失礼であっも、率直にきちんと謝罪されると、好感にも代わる。
確かに、このところの思い切った日銀追加緩和など、黒田総裁は今までの総裁にない手腕を発揮している。
それまでの、のらりくらりが代名詞のような日本型官僚とは違い、欧米型エキスパートのような小気味よさがある、といいたいほどだ。その経歴は、大蔵省入省後、オックスフォード大学経済学研究科修士課程修了でもあってか、そして「セントラル・バンカー・オブ・ザ・イヤー2014」賞を受賞した実力もある。2年前に政権が変わり、13年3月に黒田氏が日銀総裁に抜擢されると、15年にもわたる日本のデフレに対して日本銀行を批判してきただけあって、新総裁としてデフレ脱却の舵取りを、これまでと大きく切り替えた。そして、8%消費税増税後の景気のもたつきと物価見通しの鈍化を前に、すかさず、今回のような追加緩和を決定した。その迅速さは、私ごときが流石と言っては失礼だけれど、そういいたくなる。
命がけで国をまもり、民(家臣、妻も)を大事にする、流石の軍師・黒田官兵衛のご子孫だという。
金融市場は一気に円安、株高で動き、追加緩和を歓迎した。
休み明け、世界が国内がどう動くか、日本への注目度が増して、さらに楽しみになってきた!
2014年11月03日
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