「IS JAPAN COOL?」とは、日本は涼しいかい?という意味ではなくて、日本はカッコよいとか、素敵ですか?という意味のサイト。ANAが、東日本大震災の約1年後の2012年の2月公開してから、これまでサイトを訪れた外国人は延べ72万人以上。ルース駐日アメリカ大使など政府要人や各国観光関係者も続々とTwitterで紹介するなど、多くの国・人から関心を集めているという盛況ぶりなのだ。知らぬは、当の日本人だけ・・・・
大震災後の放射能被災もあって、日本への渡航者数が大きく落ち込むなか、日本のファンを増やそうと、海外に日本独特のカルチャーやライフスタイルを紹介していくサイト立ち上げたのだった。そして、 同サイトの特徴のひとつが、Facebookの「いいね」の代りに「COOL」ボタン、「NOT SO COOL」ボタンで参加できることだ。サイトを訪れた人は紹介されているコンテンツに対して、「カッコいい」「ステキ」と思ったものに「COOL」、そうでないコンテンツには「NOT SO COOL」ボタンを押して投票することが可能。これにより外国人から見た「日本の魅力」が、加速的に浮き彫りになる。
そのお蔭もあってか、ヨーロッパの中でも特にフランスでは日本熱が高く、そうした日本に関心の高い人々が集まり、4日間で20万人の動員を見込む「JAPAN EXPO2013」が開催(7月4〜7日)された。このイベントには外務省も参加し、様々な日本文化を紹介する展示を行ったので、ヨーロッパの人々が「Cool Japan]を求めて続々とサイト訪問する。
ちなみに「Season1」(2012年2〜7月)の「COOL」数を集計すると、外国人が興味を持つ意外なコンテンツも明らかになった。上から「おもてなし」「ハイテクトイレ」「温泉」「富士山」「次世代型自動販売機」の順となっている。
さらに最近は、新コンテンツ「DREAMS」が加わった。クリエーター集団STUDIO4℃とTOYOTAが手掛けるプロジェクト「PES(Peace Eco Smile)」とANAがコラボし、日本を代表する文化のひとつといえるアニメ、マンガ、ゲームの世界を紹介している。STUDIO4℃協力のもと、キャラクターデザイン、絵コンテ、原画といった制作の舞台裏から、アニメーションが完成するまでの一部始終をサイトのオープニングムービーとして公開。また、アニメ作品の舞台を実際に旅する「聖地巡礼」といった最新のムーブメントなども幅広く紹介されている。
6月に、富士山も正式に世界文化遺産に登録され、日本への観光客が増えそうだ・・・。
「IS JAPAN COOL?」を通して、どんなふうに日本が見られているのか。夏休みを利用して日本に来たら、しかし、今年は日本人でもたまらないくらいに蒸し暑い日本だから、彼らが熱中症にならないようにクールダウンした秋ごろのほうがいいかもしれない。
7月には、キャロライン・ケネディー(故ケネディー大統領の長女)が米国の駐日大使として就任することが決定した。初の米国からの女性大使であり、母・ジャクリーン似なのもあって、注目度はすこぶる高い。欧米からの視線もJAPANカルチャーに向いてきた感じである。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130704-00030902-r25
2013年08月02日
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