ウエッブで我孫子の様子を見て、ロシアの研究者が放射能の対処に市民がどう立ち向かっているか、関心があるといって、訪ねてくることになった。そこで終末処理場を遠目にみたり、問題に取り組む町内会の方や子供たちを守る活動をする保護者にお話を伺うことになった。そのため、今日は朝早くから我孫子駅で落ち合い、布佐まで案内をしてきたが、途中で八坂神社のお祭りに出くわした。
さて、若いながら彼女の日本語力は相当なもので、用意されてきた日本語の質問に、答えるうちにこれまでの二年超の出来事が脳裏に蘇ってきて、お母さんの中には涙ぐむ方もおられた。なんと対応してくださった方の中には、いよいよ転居することにしたとの話も出て、いまだに日々の生活にストレスを与えていることを実感した。
研究者は26歳で、ちょうどチェルノブイリ原発の事故が起きて直後に生まれたことになる。当時、まだソビエト時代でカザフスタンには冷戦時代に頻繁に核実験が行われた地域があったが、そういうこともあって放射能汚染への関心を持ち続けてきたらしい。我孫子の調査を通して、両国の未来への対処に何か、多少とも解決につながるならと協力することになった。
別れ際に、「また来ます、我孫子は素敵な所ですね」と言われたのは、最高に嬉しかった。ちょっとでも、役に立つよう協力したいと思わせた。
2013年07月13日
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