それまでには、首相に復帰する以前に昭恵夫人が、立教大学院に入学して、ミャンマーを研究テーマにしていることをブログで公表するなどでも知られていた。このところの首相自身はFBで、田中均元外務審議官を「外交を語る資格はない」と批判した発言が、政治的波紋を広げている。
首相が問題視したのは先月12日付の毎日新聞朝刊に掲載された田中氏のインタビュー記事。田中氏は首相の河野談話を巡る発言などを挙げ「右傾化が進んでいると思われ出している」などと懸念を示した。首相は12日夕、FB上で自らが官房副長官だった2002年当時、田中氏が帰国した拉致被害者5人を北朝鮮の要求通りに同国に送り返すべきだと主張したと指摘。「外交官として決定的判断ミス。外交を語る資格はない」などと批判した。
すると民主党の細野豪志幹事長が14、15両日、自身のFB上で「発信を自制すべきだ」などと指摘したところ、首相は16日、訪問先のポーランドからFB上で「的外れな批判をしている。自身の政治家としての行動に対する自省がまったく無い」などと激しく批判した。そのため細野氏は17日夜、FBで再反論し、異例の激しい応酬に発展した。田中氏もテレビ番組で首相に反論。「場外」で過熱する論戦に首相の足元の自民党からも自制を求める声が出始めた。
安倍晋三首相がFBで田中均元外務審議官を「外交を語る資格はない」と批判したことをめぐって、自民党の小泉進次郎青年局長は18日、「個人の名前を挙げて反論、批判はすべきじゃないと思う。政治家が、いちいち批判に反応していたらきりがない」と指摘した。
小泉氏は国会内で記者団の質問に答え、「首相は何をやっても批判はある。面白くないな、分かっていないな、と思うことがあっても、政治家の宿命だと思いながら結果を出すことに専念したほうがいい」。首相と同じようにFBに個人アカウントを持って発信することには「読書や勉強の時間を犠牲にしかねないという思いがある」と話したとも伝わっている。
ちなみに、海津にいなも立教大大学院に入学した当時に、学友にSNSの一つとしてフェイスブックへの加入を教えてもらった。簡単便利、時折書き込みをして専攻科の連絡網がわりになっていたり、かつてのペンパルと?十年ぶりの再会をしたりしたが、それも一段落。筑波大大学院に移って以降は気になる動画の紹介をするくらいしか時間がない。各国から来る留学生が、意欲的に日本の政治について研究するのを見て刺激を受ける。彼らに千葉や我孫子での話をするとかなりいいヒントになるらしい。政治の民主化について考えてみれば我孫子は、白樺派だけでなく、その点でもいいテーマになるかもしれない。大学の帰りに、我孫子駅で手賀沼花火大会の募金活動が熱心に行われていた。帰ったら夫も娘も「南口も北口もやってたので、両方に募金して来たよ。我孫子は頑張ってるね」などと言っていた。
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