今日の東京株式市場は13,514円、先週末比637円高で引けた。
トヨタ、ホンダ、マツダの自動車株、野村、3メガバンクの金融株、日立、東芝の重電株など大幅上昇。
買うなら「今でしょ!」と言う感じだった。
これは、先週末発表の米国5月非農業部門雇用者増が17、5万人と15万人を越え悪くなかったこと、つまり20万人までの行き過ぎもなく、米QE政策の早期縮小観測も後退したためだと市場関係者は安堵できる材料である(*^_^*)
加えて、安倍首相もさすがに機敏に市場に応えて、法人減税に言及、GPIFのリスク資産比率上昇を決定したことが株価回復の背景にありそう。アベノミックスのテンポの良さに、納得です。
後は、明日の日銀政策会合での追加緩和策がどこまでなのか、投資減税?!など期待させます(?_?)
こういう日本の手堅さがこれまで日本の政治からの発信に欠けていた、と思う。経済一流、政治三流と言われ続け、アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひくとなどと揶揄され続けてきた。汚職を繰り返えす、政財界だったから、国民はクリーンである政治求めけれど、バカな鳩は要らないし、タカビーな鷹も困りもの。庶民は、安全で安心な平和を護る日本であることを望んで、ともかく頑張ってきた。それだから、阪神大震災や東日本大震災、災害大国だからお互いに助け合って凌いできた。もうそろそろ、日本人は12歳と言われたトラウマを脱して、大人の政治を進めていきたい。それには、やはり懸命なる日本国民の目線に合わせていただきたいものだ。
フランスでは、そういう日本に益々、関心が高まっているという。
その理由の一つは、ミシュランガイドで、東京は総軒数、総星数だけでなく、三ツ星の軒数までも世界最多となったことにもあると考えられる。既に、星付きの店の数は2008年版東京で150軒で、同年版パリの74軒の2倍以上に上り、総星数でも東京が他を圧倒した。すべての地域において格付けの基準は同一というのがミシュランガイドであったから、東京版の発売がされたとき、欧州には文化的な衝撃が走った。エコノミックアニマルと揶揄された時から、欧米社会が文化的な敬意をみせることに転換してきたようなのだ。
彼らの価値観によれば、二位のパリを大きく引き離したことにより、東京は世界一の美食都市としての地位を確立したといえるワケだ。しかも、「ミシュランガイド東京2010」では、東京の三ツ星が11軒となり、はじめて同年版パリの10軒を上回わる地域が出現したということだ。
日本料理は多様で、世界(無形)文化遺産登録もユネスコ申請(今年12月結果が判明)である。
私たちには、普通のことでも、1200年以上都であった京都には、洗練された日本料理の文化が積み上げられ、特に京料理と呼ばれ日本料理の象徴である。それだけでなく、他にも日本各地に独特な地方料理がある。また、給仕の形式の違いによって会席料理、懐石料理、割烹料理(板前が客の前で料理する店の形式)、仕出し料理、卓袱料理(大鉢に盛って供する長崎の郷土料理)などに分かれる。そして、料理の種類ごとに専門店に細分化されている点を挙げればきりがない。寿司一つとっても、京寿司、関西寿司、江戸前寿司がある。
冬になれば、鍋料理も種類ごとに専門店があり、その種類は、寄せ鍋、ちゃんこ鍋、うどんすき、すっぽん鍋、鶏の水炊き、湯豆腐なおいくらでも例示可能だ。食材の種類によって専門店が形成される場合もある。ふぐ料理、牛タン料理、まぐろ料理、湯葉料理、豆腐料理、鰻料理、泥鰌料理などがその例である。その他思いつきで並べても、天ぷら、おでん、うどん、そば、お好み焼き(広島風・関西風)、もんじゃ焼き、すきやき、しゃぶしゃぶ、焼き鳥、串揚げ、とんかつ、鉄板焼などは通常、専門店で供されるものであって、その種類は枚挙にいとまがない。それ以外にも、鯖寿司、釜めし、牛丼、まぐろ丼、おにぎりなど個別の料理の専門店すら成立する他、有職料理(宮廷料理)や精進料理といった特殊な料理もある。
日本人は何にでもこだわりを持つ。オタク文化なのだ。
物事を徹底的に突き詰め、究道精神がある。料理の世界でも、当然、料理人たちが料理を突き詰め、包丁一本に託す技で日本料理は料理ごとに専門化してきた。フランス人でも16万軒の専門店が並ぶ東京の実態を知ったら、驚くのだろうけれど、私たちには当たり前の光景で世界的な評価に値するなどとわざわざ思ってもみなかった。それでも、再評価するとすれば究極の美食都市は、やはり1200年間都だった京都がどこよりも洗練された文化を持つと言ってよいのではないか。そして東京には、外国料理のおいしさが集まっていて、そこでも舌の超えたグルメたちを確実に増やしているのも間違いない。日本社会の質の高さに見合う、政治風土を私たち国民が欲し、そのためにはグルメに通い詰めるだけでなく、議会を梯子したり、行政にコミットすることが老若男女の意識に必要なのだろう。
2013年06月10日
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