「のぼうの城」は、和田竜さんのベストセラー小説が原作の時代劇映画。久々の邦画、話題のヒット作だというのでお正月休みを利用してみてきました。民衆が主役になる闘争で民衆が勝利する、この際、まちづくりにも置き換えてもおもしろいなあとお薦めです。
時代は豊臣秀吉が活躍の戦国時代で、秀吉が唯一落とせなかった武州の忍城(おしじょう)話がもとになっており、百姓からは“でくのぼう”を揶揄した「のぼう様」と呼ばれながらも親しまれた城代・長親(野村萬斎)の奇想天外な行動が目を見張ります。閉そく状態の今の時代でも、こんなこともあるかもしれない。ダメと思わないで事を起こせば起死回生の事がおきるのではと愉快な気持ちがプレゼントされるエンターテイメント映画です。
話を映画に戻すと、秀吉の命を受けて攻めてきた石田三成率いる2万の大軍に、わずか500騎の軍勢で挑むという、数からいったら絶体絶命、あきらめて降参するしかないのに決戦を決めて、馬鹿にしていた軍勢に勝ってしまう。あきらめないだけの命がけの秘策をつくすわけだけれど、そこに村人には親しまれ好かれていたが力の足りないを見て知っていたためにかえってみんなが力を尽くして支えて大敵に打ち勝つというストーリーになっています。判官びいきの日本人にぴったりの実話として、語り草になって残されていたそうです。
主演の野村萬斎が、「構想8年、この映画に出られて幸せでした。公開から2週連続首位で、新年には1位に返り咲いているんじゃないかな」とさらなるヒットをアピールしていた。
北海道の大地に再現されて浮き城・忍城では、エキストラ4000人によってスペクタル時代劇が、動画PRビデオがありますので、ご覧になってみてください。
2013年01月04日
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