立ち見でも、参加したいとの熱心な参加者が多くなって、嬉しい悲鳴でしたが、トークセミナーは現在の混沌とした状況に対しての提言をしながら、参加者の意見を引き出そうという試みだったが、意見を言うというのは思いもよらないという方の数も多かったものです。ご参加くださった皆さまが歴史文化に強い関心をもっているということを改めて知りました。これは我孫子における特色なのか、他市においても団塊の世代の方たちの興味関心の一致する所なのか考えさせられた一日でした。
講師曰く、「歴史の話をすることくらいは、出来ますから、その期待に応えることに重点をおくなら参加者にとってもっと満足度の高い内容だったでしょうね。でも、ボランティアで講師を引き受けさせてもらったのですから、こちらの最初の意図でもあったことを中心に話を展開させてもらいました。歴史物ばかりを話しても、日本の将来が良くなるわけではありません。それは歴史研究の人々に任せましょう。私は、現代に日本人の知恵を生かして再生させる方に寄り興味があります。」
現在のお住まいの世田谷では、トリプル選挙(都知事選、都議補選、総選挙)の喧騒と大都市化した松戸、少し取り残されている自然豊かな我孫子を比べたときに、日本国の都市計画の貧しさを感じたいうことです。我孫子のアビスタは、なかなかいいところですねと言っていただけたのは嬉しいコメントでした。