2012年11月12日

原発は必要なのか? ダライラマに聞く

現在来日中のダライラマ法王の講演会が予定され、知人のNPOから、日本人ノーベル賞者である利根川博士との対談講演も追加されると案内があった。このブログやEmailなどで急遽お伝えしたところ、英語と日本語(部分チベット語)の講演なので、外国人を含む数人の方とご一緒に参加することになった。手荷物検査および金属探知機での事前チェック、しかも身分証提示を求めら、政治的立場は委譲したとご本人も言わるがものものしい警戒体制となっている。

平日の昼間という日程に設けられたこの講演会だが、チケットは既に完売でキャンセル待ちの状態だから、参加できない人々のためにUSTREAM(下記)でライブ中継(13日、13時〜)されるのでご覧ください。

http://nov13.humanvaluesinstitute.com/index.html

また、来日してからインターネット報道局のインタビューに応じられたが、その際も同様の警戒態勢だったあようだ。今回の訪問の一番の意味は、震災被災者への見舞と癒しをしていこうとのお気持ちだという。パレスティナ、尖閣諸島、TPP、中国政府・メディアなどについても記者の多種多様な質問が出た、中でも原発容認の見解を述べておられるので書き出してみた。宗教的指導者であると共にやはり政治家でもあることがうかがえた。

<質問> 
原子力エネルギーに賛成と仰っていますが、福島ではいまだに不安と絶望の中に生きています。福島第一原発からの20キロ圏内では見捨てられた動物たちが飢えで死んでいます。福島の事故によって、直接的な死者は出ていませんが、多くの家畜が死んでいます。宗教的リーダーとして、人権保護者として、人間には幸せに生きる権利があると思うのです。その中には、放射能に侵されずに生きる権利もあると思うのですが、いかがでしょうか。
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私は「常に全体的に物を見なさい」といつも言っています。原子力についても同じ事が言えます。
以前来日した際に、原爆ドームを見ました。広島の原爆資料館に行った事もあります。実際に被爆者の声も聞かせてもらいました。

原子力を兵器として使うことはこれは望ましいことではない。ただし平和目的に使われるのであれば、別の問題だと思います。もし、原子力発電の代替案があるならばいいでしょう。水力発電所・ダムを作れば自然に対して何らかの破壊、悪影響を及ぼします。

風力エネルギー・太陽エネルギーというのも十分でないかもしれない。
ここで「十分」というのは、日本や、先進国の「十分」ではなくて、発展途上国に対しても「十分」ではなくてはならない。そうでなければ、貧富の差はますます広がってしまう。むしろ私たちはこれから発展していく国々の事を考えて、方策を考えていくべき。最終的な決断は専門家の方々が全体的に広い角度から、最大限の注意を持って結論を出されるべきだと考えています。

物事を成す時は、99%の安全性を考えて欲しいが、いくら安全性に対して配慮しても、1%の危険は残ります。100%とは言えないと思います。例えば、車を運転していても1%の危険はあるでしょう。美味しい食事をいただいていても、どこかにリスクはあるかも知れません。少なくとも万全を期して、行っていくことが大切だと思います。

例えば、チェルノブイリは古く、十分な注意をしていなかったから事故が起きました。
一方で福島原発もここまでの津波を予想していなかったので、こういう状況になったのでは。大切なのは安全策を最大限に考えていくこと。

ただ、原子力発電所はもういらないと、皆さんが決めるなら、それはそれでいいと思います。すべての努力を傾けて、倫理観をもって正直であること、温かい雰囲気、友情と努力による信頼をつくることがなくてはならない。億万長者になることが、貧しい人々とのギャップを無視するようであってはならない。国の腐敗、人権問題をよその国のことだと関心を持たないようではいけない、皆さんに責任がある。

http://www.ustream.tv/recorded/18365714


Video streaming by Ustream


posted by Nina at 00:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | chiba | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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