2012年11月16日

群れない人 

『遠き落日』『君も雛罌粟われも雛罌粟 』『失楽園』『鈍感力』など次々にヒット作を飛ばしてきた作家の渡辺淳一氏は、文壇でも知られる華麗な人脈の持ち主だから、外ではたいてい編集者など多くの人に囲まれている。ところが、インタビューで「親友は何人おられますか?」と聞かれると、「いません」と答えるのだそうだ。若いときは2、3人、親友だと思っていた友も、長じるにつれ、仕事が変わったり、住む世界が違ってきて、いつのまにか離れてしまったのだそうだ。

独りでも良し、大勢の人と一緒でも良し、というこだわりのない心を持った人。
つるんで行動するのではなく、人と違う道を行くことを恐れない自立した人でもある。
渡辺氏は群れないが、いつも独りでいる孤高の人、というわけではない。

誰も自分を相手にしてくれないと嘆くのではなく、会いたくなったら自ら声を掛けて誰かと会うこともできる人。『熟年革命』では、恋愛まで勧めているのだから、真の成熟した大人は、「群れない」、独りでいることをも愉しめる人ということができそうだ。

昨日はボージョレーヌーボー解禁日、ランチをご一緒した人とせっかくなので一杯となった。舌が軽くなったようで、野田首相が千葉県議であった時代に、議会で一緒だったという話になった。連日の船橋駅前での駅頭活動は有名だが、駅頭での演説で鍛えているから弁の立つのはその頃からで、常にノー原稿で登壇していたという。限られた時間内に壇上で質疑する時は、虎視眈々の100人もの並み居る議員や、もちろん知事、ベテラン県庁職員が一堂にする議場だ。そこでは、県議会でも舌鋒鋭いと自他ともに認じたその方ですら原稿を持って登壇したのが、若いのに驚いたということだった。県議の時は、党にも会派も組まない無所属で通し、議員仲間の集まりでも空をみているような風で、群れるそぶりも微塵もみせない人物だったという。船橋の地元では、相当に「うそつき」呼ばわりがこたえているようだとも噂されていたらしい。

今回の突然の解散宣言もなるほどと思ったと話してくれた。政治は仲間を増やして政治ができるもので、声をかけて仲間にしていく。そうやって話ができるようにして物事を通すのであって、演説のうまさだけで通すのでは政治としは続かないなどと、言われた。


 

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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