2009年10月13日

『人間関係のしきたり』

川北義則…『人間関係のしきたり』PHP新書 2007年 209ページ

自分色の人間関係を築くための新発想を伝授する本。「男の品格」の著者が書いた本。相手に合わせようとしないて、相手に合わせてもらうよう努力する――職場からプライベートまでを網羅。意外な話は、囚人服を着せられて独房で一週間過ごせば、どんな人間も囚人らしくなってくるということだ。有名な心理学の実験で確かめられているそうだが、その実験は学生を集め、囚人役と看守役に分けて、本物と違わない環境と状況を設定して行われた。日当が支払われることもあって、最初はみんなおもしろがっていたらしいが、実験はわずか6日で打ち切られた。あまりにも影響力が大きかったからだ。実験であることがわかっているのに、囚人役の学生は囚人らしく変貌し、看守役も恐ろしいくらい看守らしくなってしまったのだ。

また、日常生活ではどうなのか。
いじめられっぱなしの人間が、いつまでたってもそのままなのは、その役にはまってしまったからではないのか。たぶん、いじめる側にもそれは言えるだろう。同じことは人間関係のよいことにも悪いことにもすべてに当てはまるに違いない。

シェークスピアが言っているように、「人生は演劇であり、人はみんな役者」なのだ。
昔、俳優の森繁久彌さんがこんな意味のことを語っていたことがある。
「乞食の役をするために、乞食の格好をしてデパートに入っていったら、みんなからじろじろ見られ、イヤがられた。そのうち自分は本当に乞食になったような気持ちがしてきた」

しかし、自分が望まない役はあんまり演じないようにしたほうがいい。
最初は フリのつもりでいても、気づかないうちに本物になってしまう危険性大だからだ。
もしかすると、はまり役でないものを演じさせられているかもしれないではないか。

人は、誰でも、立場によって様々な役割を演じている。
波風を立てないようにと、犠牲者や、我慢する女房役を演じるときもある。
しかし、犠牲者や我慢する役を演じ続けると、それに慣れてしまう。

「人生という劇場では、自分で役を選べる」

笑いはものの見方によるから、どんな事柄からも引き出すことができる。日常生活の中から、あるいは自己の存在そのものに笑える要素を見つける努力をしてはどうか。笑い合える関係こそが最良の人間関係だ。しかし、人間関係をよくしようとか言う単純なノウハウ本ではなし、もう少し実利的、辛口。誰も正面切って言わないけれど、男女関係も、いくつになっても異性と付き合うのはホルモン分泌の上からよい。配偶者以外と食事にいったり、時にはお互いが同意の上で家庭を壊さないのであれば、深いの関係になっても、暗黙の了解がつけば楽しいと・・・、みたいなところにも触れています。

人は一人一人考え方も違えば、抱えている問題も違う。そんなことも悩まないで続けている人もいたり、つまり、さまざまなタイプの人間と交わることが、勉強になる。そうとわかったら、嫌な役にはまっていることはない。さっさと役柄を変えていい!

posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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