海津にいなは、潭陽(タミャン= 竹の町)、曾島(チュンド=伝統的な日干し塩田が盛んな町)を大学院留学生たちの企画するツアーに参加して見てきました。今年、安倍首相は日韓関係の改善に尽力すると宣言し、朴新政権とも歴史認識の再考をとの話も進んでいます。両国の関係を新たに構築していく年と、親書(?!)を準備中です。
過疎の小さな村であっても、かえって生き方を大切にしていると見直してみると、観光資源としてアピールできるということです。人の幸せの源泉である地域社会との関わりをどうもって生きるかだと考えるようにもなっている時代の変化があります。人々の中には、旧い生活を見直そうとする人がいます。そのには、丁寧な豊かな暮らし向きが残っていて、それらを学びたいと訪ねる人々も増えています。都会にはない良さを観光の視点で見直すと、観光需要により雇用機会が生まれていきます。
国民総生産(GNP)から、GDPと言われるようになり、そうした経済至上主義の指標よりも、これからは、GNH(Gross National Happiness)という「国民総幸福」が大事だとの意識も加味される時代になっています。
故ロバート・ケネディは、「子どもたちの健康、教育の質の高さ、遊びの楽しさはGNPに含まれない。詩の美しさも、市民の知恵も、勇気も、誠実さも、慈悲深さも…。要するに、国の富を測るはずのGNPからは、私たちの生きがいのすべてが、すっぽり抜け落ちていた」、と言っていました。韓国はその点でも、観光に力をいれているのが研修ツアーでよく分かり、昔ながらの美しい景観に感銘しました。
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