2012年09月27日

「福島原発4号機の核燃料問題を考える議員と市民の院内集会 アーニー・ ガンダ―セン氏への質疑」(通訳付き)

何気なく、英語のヒアリング教材になると思いながら動画サイトを見ておりましたら、段々に怒りが込み上げてきました!
2012年8月30日「福島原発4号機の核燃料問題を考える議員と市民の院内集会 アーニー・ガンダ―セン氏への質疑」(通訳付き)の動画の内容(東葛市民テレビが配信。市民カンパの運営)でした。東電に説明を求めるために、市民と議員が開いた集会を録画して動画で公開したもので、原発に詳し米国の専門家ガンダ―セン氏をアドバイザーにおいて、民間の専門家が不明瞭な点に鋭い指摘をし、さらにガンダ-セン氏も通訳の女性とのこまめなやり取りをして、追及していました。必見です!!

【緊急】 ガンダーセン氏、東電・資源エネ庁を追求 (83:40)


例によって淡々と東電の説明がされ、さすがの反省の上にそれなりの建屋調査をして、今度こそ包み隠しなく万全に対処してその過程を国民に開示できるように伝える姿勢なのだろうとの思いで動画を見ていました。

しかし、東電の能力と組織の事情の分かっている専門性のある人たちが、言葉の巧みさに誤魔化されずに正すと、かなりボロが出てくるのです。その上に、またしても東電の想定で物事を進める危うさを指摘すれば、鉄仮面のごとく正解を述べているような振りをするので、こういうお上体制がまだ敷かれていることを再度、認識しなくてはいけないと思い知らされたのです。

一時間ちょっとの画像は、最後まで見るのは大変だと思いました。概要は、東電、(傍らにエネルギー庁から一人)として、福島4号機原子炉建屋は水素爆発により損傷していたが、燃料取りだし用のカバー設計が進み耐震評価を行い、同程度(震度6強)が発生しても使用済み燃料プールを含め原子炉の耐震性が充分であることを確認した。建屋、燃料プールについての解析評価詳細を説明しているので、(集会でのプロジェクター表記より概略。正式文書は東電で入手可能)かなり、信憑性のある内容だと思いました。しかし、話は難しいーー今後の作業工程などを市民の立場から質問する人もかなり踏み込んだ質疑をしていますーー

1533体(内 1331体が新燃料、それ以外が使用済み)、来年12月からの作業になる。
共用プールに移すが、4号機から移すについてはその安全に配慮しての準備のために来年12月になる。温度だけでなく、放射能遮蔽用の容器(100t)をつくり、それをクレーンで動かす・・・。

再度、41分ごろの場面で、司会者がガンダ―セン氏にも、東電に質問があるかと矛先を向け英語での質疑が加わる(通訳付)、「燃料棒が燃焼する可能性はないのか、順次移すというスピードアップするべきだ」との指摘などがあると、東電側は「火災の可能性は考えられないとして計画を進めている。現存プールの状態の確認では震度6には耐えうる、コンクリートポンプ車、バックアップシステムを備えている」という説明などがあった。

耐震建築の専門性の高い女性の質問で「地震の時間が長かったので、そうした想定はまだ充分な説明の資料が出てない。これまでの東電の想定ではいけない」との指摘などが続く。

59分、1時10分ごろエネルギー庁の担当官・舟木が解答、スラビー(?)などを用意しているがと説明するが・・・。 市民からの怒りが爆発する。東電だけでなく、国際的な協力を得て取り組んでほしいとの意見になり、さらに、質問が議員席にいた人に向けられて・・・・

◎3/14夜以降、米軍、IAEAから冷却材を横田基地に入れる、石棺化して入れるという指令を出せるように4
号炉は傾いていない、活断層でずり落ちるということを認めて、平均58センチとはなんだ! でこぼこの建ててはいけないところに建てたことを未だに認識していないのか、との発言もでてきた。


映像を見た印象として、東電の説明は、大変うまく準備されており、それだけ聞いて終わると、専門知識のない者には、非常に能力の高い人たちが真面目に取り組んでいるのだから、言った通り大丈夫なのだろうと、信頼がおける事を説明しているように思えてくるのです。しかし、ココが曲者だと分かってきました。彼らも、分かったことについて述べてはいるが、分かってない事は言っていなかったし、不確かな部分は発表してこなかった。そこを指摘する人が現れたら、答えられないのだけれどこれまではそれを追求する場が作られることがなかった。お手盛り討論で終わって来たのです。今回の院内集会では、民間の知識のある専門家が討論に加わり、ボロが出て来たのがわかります。

つまり、分かった人が追及すると、想定していることが東電の人知の限界を超える想定外が起きても、東電だけ取り組む現状では対処しようがないのはやはり同じなのだと知ることになるのであり、3.11以降に、官邸が米軍などに非常事態の要請も行って準備もされていたことまでしていた一方で、東電は何をしていたのかと考えれば、50年もかけて作られてきた組織の体質はそうは変わらないと思えました。 聞き取りが不十分なところもあるので、どうぞ英語(通訳者も抜群です!)を交えて聞いてみてください。


その他:関連HP
http://www.youtube.com/watch?v=RCCTctlJegQ&feature=youtu.be
http://youtu.be/mUopQRPEeQQ
http://www.ustream.tv/recorded/25085416
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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