2012年07月05日

原発の重大な問題性:@活断層の専門家の指摘を無視、A「原子炉立地審査指針」への違反

IAEA(国際原子力機関)基準は地震のない原発国に対応したものだった、というのは日本が原発を作った頃には阪神大地震の予測もしていない時期だった。

IAEA 基準.png

その上に、活断層を確認する専門家は地形学者(社会学)は、大飯原発再稼働の審議に加わっていない。加わったのは地震学者であって、似て非なる研究対象だという。

実際に、審議の際にも大飯原発F-6 破砕帯(断層)が活断層であるか否か確認をすべきとの報告があがって、確認をするかどうかの話に行く前に、再稼働のボタンが押された。

保安院の側は、専門性の高い変動地形学者(活断層専門家)は入れず、原発の安全審査が進められて中断した格好であった。保安院は大飯原発は再稼動へ、更に40年を超えている美浜原発の運転も認めることにした。これでは、福島第一原発の事故がほとんど考慮されておらず、またもや国民が納得でくる説明をしないまま進めていくことになる。

今、原発を動かしていく上で、何を検証しなくてはいけないのか?
@再稼働の前に、F-6 破砕帯(断層)が原発敷地内に位置すると分かっている掘削調査を実施して、断層面の状況を直接確認する必要があったはずと活断層研究の第一人者・渡辺満久教授は指摘してきた。



そのため、掘削可能であるかどうか視察してきた民主党議員らを含む有志有志4人と渡辺教授が複数の地点において現況を確認し、実測可能であるとの提言書も出した。

F6断層は原子炉の直下を通ってはいないが、重要構造物の一つである非常用取水路がF6断層を横切っており、渡辺教授は「F6破砕帯(断層)が活断層と認定された場合、3・4号炉の使用は不可能となる」と指摘している。

おーい.png
大飯原発敷地を横断するF6断層と非常用取水路が交差する ↑

更に驚くことだが、A国会議員も存在を知らないでいた「原子炉立地審査指針」の存在だ。国会事故調のメンバーで、原発の主任設計者だった田中三彦氏の事故調での発言で分かってきた。大飯再稼働の頃までは知る人ぞ知るの文書だったとのこと。IAEA基準のストレステストなどでは、つまりやっても肝心の日本の原発の安全性には届かない。

その指針には、「大きな事故の要因となるような事象、例えば立地場所で極めて大きな地震、津波、洪水や台風などの自然現象が過去になかったことはもちろん、将来にもあるとは考えられないこと。 また、災害を拡大するような事象も少ないこと。これは例えば隣接して人口の大きな都市や大きな産業施設がある かとか、陸、海、空の交通の状況などの社会環境や、地盤が軟弱といった自然条件を考慮すること」と書いてある。つまり、IAEAに基準は地震がない津波などない国々の基準となっている。

この「原子炉立地審査指針の規則」を熟知しているのは電力会社だけだった。そのため絶対に大きな活断層を認めようとしない。関電の場合は、絶対に過去に若狭湾で大津波があった事実を認めるわけにいかない。それが彼らにとって原発存続のために唯一の「指針に適合する」判断であった。




posted by Nina at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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