2012年06月06日

どうなる??

現・松本市長である菅野氏は、5年半に及ぶチェルノブイリ原発事故被災地での医療支援をされた医師でもあり、原発賛成・反対をイデオロギーではなく現実の問題として、次のような著書を著しています。

 「子どもたちを放射能から守るために」
 「これから100年放射能と付き合うために」
 「チェルノブイリ診療記」

今の時代を考える上での必読書と言える本です。
特に、事故直後の安定ヨウ素剤の扱いについて、「子どもたちを放射能から守るために」では、次のように書かれています。

「チェルノブイリ事故が起きた直後、ベラルーシの西隣にあるポーランド政府は、すばらしい対応をしました。事故翌日の4月27日夜に、大気の放射能汚染を確認。その80%が放射性ヨウ素であることがわかり、政府は非常事態体制を発動しました。
そして事故から4日目には、すべての病院、保健所、学校、幼稚園にヨウ素剤を配布。人口の9割を超える1000万人以上の子供に薬を投与したのです。
また、5月15日までは乳牛に新鮮な牧草を与えることを禁止。汚染されたミルクを子供が飲むことを禁止して、4歳以下の子供には粉ミルクを配りました。
これら政府の迅速な対応が功を奏し、ポーランドでは子供の甲状腺がんの発症を避けられらのです。
国の対応によって、ベラルーシとは雲泥の差がひらきました。」(41頁)

※3.11事故後、福島県は政府に言われてヨウ素剤を70万人分用意しましたが、飲ませることはしませんでした。国からの指示がなかったからです。(指示待ち症候群にここでも陥っていました。)滝桜で有名な三春町は独自の判断で投与したそうです

甲状腺がんについては下記のように書いています。(32頁)
「たしかに甲状腺がんは、癌の中でも性質のよい癌です。手術をして腫瘍を取り除けば、元気で生きていくことができます。…途中略…ただ、チェルノブイリの小児の場合、6人に1人が肺に転移しています。

福島原発事故の後、食品安全委員会に出席したとき、ある大学の委員がこんな発言をしました。
「甲状腺がんは生存率が90%で、がんの中でもたちのよいがんですよ。大したことはありませんよ。」
それを聞いて私は、ちょっと待って、といいました。

「確かに性質のよい癌ですが、だからといって、癌になっても大丈夫だというのはおかしい。5歳や10歳のこどもが、癌の手術をすることをどう思いますか?あなたはお父さんお母さんの苦しみがわかりますか?」
その先生は黙ってしまいました。

現場を知らない人はこういうことを平気でいいます。すべて、数字で大きくとらえてしまうのです。癌は、一人ひとりの命の問題なのに。」

政府発表はその時の発表であって、鵜呑みにしては宜しくないということでしょう。
政府は、原発の再稼働に向け動き出していますが、国民の不安を払拭するどういう努力がされたのか、全く見えずなのは、多くの命を失って、あまりにお粗末です。


*原発の情報 Wikipedia
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc%2Fdomestic%2Ffukushima_nuclear_plant%2F#backToPagetop


posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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