足立区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、植え込みとはいえ、観光地のお台場で検出されたことは衝撃的だ。
都議団が3月2日から4日にかけて、住民の要望が高かった足立区や江戸川区など5区15カ所を調査し、15日明らかにした。調査は地表約1センチの土壌を3日間採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定、平均値を出した。
その結果が下記一覧だが、お台場以外にも1万ベクレルを超えたところが4カ所あった。最高は江戸川土手の民家側で2万700ベクレル。国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた「8000ベクレル」を3倍近く上回っている。
土手のすべてが高濃度汚染されているわけではないだろうが、土手沿いには民家や幼稚園、病院などが立ち並ぶ。当然、誰でも自由に出入りができるし、子供たちの散歩コースにもなっている。お台場で衝撃数値が出たことで、都内の一定に広がっているとも考られそうだ。区や市は独自の調査をし、対策を練っているが、都知事は国政に言及するより、都立の学校や公園で詳細な調査をして都民の健康と安心のために汗をかくべきだとの声も上がる。
【放射性物質濃度の調査結果】(ベクレル/キロ)
◆足立区/東綾瀬公園/雨水マス口周辺の土壌/12400
◆江戸川区/江戸川土手下部/民家側/20700
◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側/13700
◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側駐車場/12500
◆港区/お台場/街路樹の植え込み内の土壌/10600
2012年3月16日 日刊ゲンダイ 掲載
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